The RealRealやメルカリに代表されるリセールマーケットの登場によって、リセールエコノミーが拡大している。リセール市場は2023年までにリテール市場の45%を占め、2028年までにファストファッションの市場規模を上回るとの予測もある。
環境問題を気にかける若者たちの価値観の変化とリセールプレイヤーが提供するモダンなエクスペリエンスによって、もはや中古品を買うことは恥ずかしいことではなくなった。しかしものづくりを行う企業側から見れば、それは既存のマーケットの縮小をも意味することになる。「リセール時代」のブランドと消費者の関係、そしてものづくりのあり方は、いかに変わっていくのだろうか?