今回のエピソードでは、非エンジニアでもAIを搭載した高機能RSSリーダーを開発する秘訣に迫ります。その鍵となるのが、Lovable.devとSupabaseの強力な連携です。
Lovable.devは、チャット形式で指示するだけでReact(Next.js)ベースのフロントエンド(UI)とホスティングを自動生成するプラットフォームです。一方、Supabaseは**データベース、認証、サーバーレス関数(Edge Functions)**といったバックエンド機能を担います。この二つを組み合わせることで、複雑なコーディングなしにフルスタックのWebアプリが構築可能になります。
RSSリーダーに実装したいAI機能として、以下の点が挙げられます:
• 記事の自動タグ分類: OpenAIなどのLLMで記事内容を分析し、記事のトピックに応じたカテゴリーやタグ(例: 「技術」「デザイン」)を自動付与し、フィルタリングを可能にする機能です。
• 記事内容の要約生成: LLM(GPT-4など)で長文記事を短く要約し、主要なポイントだけを表示。SupabaseのEdge Functionを使ってOpenAI APIにテキストを送り、要約結果をデータベースに保存する仕組みが実装可能です。
• 記事の全文表示: RSSフィードが要約のみの場合でも、Supabase Edge Functionで記事URLから本文をスクレイピングし、主要コンテンツを抽出して表示。
• 記事の検索機能: Supabase(PostgreSQL)のデータベース機能を活用し、保存した記事タイトル、要約、タグを横断的にキーワードフィルタリングや全文検索する機能です。
• 指定期間のダイジェスト生成 (Markdown出力): 特定の期間(例: 1週間や1ヶ月)の記事をまとめてダイジェストレポートにする機能。期間内の記事要約やタイトルを収集し、Markdown形式で一覧化します。
開発を進める上でのポイントもご紹介します:
• LovableでAI機能を実装する際は、なるべく早い段階でSupabaseバックエンドを接続しておくのがおすすめです。
• Supabase連携で起こりがちなエラーとして、Row Level Security (RLS)によるデータ取得失敗、Edge Function呼び出し時のCORSエラー、APIキーやシークレットの不足が挙げられます。RLSポリシーの無効化、Edge Functionのレスポンスに適切なCORSヘッダーの付与、Supabase管理画面へのAPIキー登録などが具体的な対策となります。
• LovableやBolt側のバグ・不具合でSupabaseとの接続状態が不整合になるケースでは、接続設定を一度解除して再設定することが有効です。
• 非エンジニアのPdMの方へは、「要件をできるだけ具体的に文章で伝える」「開発は段階的に、都度テストする」「AIの提案を鵜呑みにしすぎない」「バックアップとバージョン管理」といった、開発を円滑に進めるためのコツを解説します。
この「vibe coding」とも呼ばれる開発スタイルは、アイデアとプロダクト思考さえあれば技術面はAIが埋めてくれるため、非エンジニアの方にとって非常に強力です。本エピソードを聞いて、あなたも自分だけの高機能RSSリーダー開発に挑戦してみませんか?