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Description

今回は、パルファンサトリの「侘助」をご紹介します。

実は侘助椿には「香り」がほとんどありません。この香水は、香りのない花を「概念」として表現した、非常に哲学的で文学的な作品です。

聞きどころは、冷たい空気の中でこそ真価を発揮する、ダバナの透明感とパチュリが生み出す冬の朝の緊張感。そしてラストに現れる「墨」のニュアンスが、日本人のDNAレベルで懐かしさと安らぎを感じさせます。

15年の構想を経て生まれた、千利休の「侘び寂び」と「引き算の美」を体現する一本。静かなオフィス、和装、寝香水など、内省的な時間を過ごす時にぴったりです。