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Peanut butter confirmed as the source in a case of infant botulism, United Kingdom, 2024

Citation
Eurosurveillance, 30(30):2500512 (2025)

論文の要約
本報告は、英国で発生した乳児ボツリヌス症の確定症例について、食品由来の感染源が市販のピーナッツバターであったことをゲノム解析により証明したものである。ピーナッツアレルギー予防のため、生後6か月の健康乳児にピーナッツバターを摂取させたことが感染契機となった。

臨床的・公衆衛生的意義
本症例は、市販の加工食品が乳児ボツリヌス症の原因となることを示した極めて稀だが重大な事例であり、離乳食指導において芽胞汚染のリスクに対する啓発と注意喚起の必要性が強調される。