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Description

Enteric fever

Citation
BMJ, 2021; 372: n437

概要
腸チフス(チフス熱およびパラチフス熱)は、主に低・中所得国で発生し、旅行者の発熱原因としても最も一般的な細菌感染症である。年間約1,400万人が罹患し、13万6,000人が死亡していると推定される。病原体はSalmonella enterica serovar Typhi(S. Typhi)およびParatyphi A/Bであり、汚染された水や食物を介して経口感染する。

結論
腸チフスは依然として世界的な公衆衛生課題であり、早期診断・適切治療・耐性監視とともに、ワクチン導入や衛生改善による包括的対策が必要である。