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Letermovir vs Valganciclovir for Prophylaxis of Cytomegalovirus in High‑Risk Kidney Transplant Recipients

Citation
JAMA, 2023; 330(1): 33–42

概要
CMV-seronegativeの腎移植患者がCMV-seropositiveドナーから移植を受けた場合に、標準治療であるバルガンシクロビル(Valganciclovir)に代えて、骨髄移植での予防薬として承認済のレテルモビル(Letermovir)が同等のCMV疾患予防効果を示すかを検証した二重盲検・非劣性第III相RCT。2018〜2021年に94施設で実施され、最大200日間の予防を行い、52週までのCMV疾患発症を評価した。

結論
CMV-seronegativeの高リスク腎移植患者において、レテルモビルはバルガンシクロビルに対し非劣性を示し、骨髄抑制(白血球・好中球減少)を有意に少なく抑え、忍容性も高かった。CMV予防の新たな第一選択肢として極めて有用である。