楽天グループ(4755)の最新決算から、3つの大きな変化が明確になった。
第一に、モバイル事業は赤字継続ながら、グループ全体の財務指標が改善し、健全化への道筋が示された。
第二に、AI活用が急速に進み、社内利用は1年で17倍、検索や証券分析など具体的サービスにも拡大し、HPとの提携で外部展開も加速。
第三に、楽天モバイル契約者は「楽天市場」の年間購入額が48.5%高く、経済圏シナジーの実在が初めて数字で証明された。
楽天は投資から回収フェーズへ入りつつある。