今回のエピソードでは、生成AIが人間のモチベーションにどのような影響を与えるのかについて、
個人の体験談と、関連する学術研究をもとに話しました。
前半では、AIの普及によって生産性が向上する一方で、
技術的ストレス(technostress)も増加しうる、という研究を紹介します。
AIは仕事を楽にしたり、仕事への満足度を向上する側面がある一方で、仕事量や期待値の変化によって別の負荷が生まれる可能性が示されています。
後半では人間と生成AIが協働した後に、再び人間だけでタスクを行うと内発的モチベーションが低下する傾向が観察された、という実験結果を取り上げました。
AIありの状態が基準になり、その後の作業が相対的に難しく感じられたり、退屈さが増加する傾向にある、という点が示唆されています。
AI時代に働くエンジニアとして、
モチベーションやストレスをどう捉えるかを考えるきっかけになれば幸いです。
なお、話者は社会学や心理学など、今回取り上げた論文やその関連分野の専門家ではないです。
万が一間違いなどがあった場合はコメントや概要欄の Google Form からご指摘をいただけますと幸いです。
参考リンク
牛尾さんのブログ “AI が来て自分が壊れそうになった話”: https://note.com/simplearchitect/n/nb5fd3f0447a5
“Insights from the Job Demands–Resources Model: AI’s dual impact on employees’ work and life well-being”: https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0268401225000192
“Human–Generative AI Collaboration Enhances Task Performance But Undermines Human’s Intrinsic Motivation”: https://www.nature.com/articles/s41598-025-98385-2