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Description

『哲学と人類 ソクラテスからカント、21世紀の思想家まで』

岡本裕一朗|2021年1月27日|文藝春秋

朗読箇所:第4章「ギリシア哲学と『最大の謎』」より(P.145〜164)

強いAI、遺伝子工学、デジタル監視社会、ビッグデータ、ポストヒューマン、仮想通貨、IoT、ポスト資本主義……人類はどこへ向かうのか? 石器に印刷術、デジタル経済圏まで「技術の哲学」で読み解く人類全史。

サピエンスの誕生から文字、宗教の誕生、

書籍の発明からマスメディアの登場、

そしてデジタル技術、バイオテクノロジー革命まで。

アリストテレス、カント、ヘーゲル、フロイト、マルクス、ニーチェ、キットラー、ドゥルーズ、ハラリ……

世界の哲学者はこれまで人間と技術(テクノロジー)について何を考え、哲学を展開してきたのか。

古代から人新世まで、「技術の哲学」が解き明かすホモ・サピエンスの終焉。

〈本書のおもな内容〉

第一部 なぜ21世紀の哲学者は「テクノロジー」について考えるのか――終焉へ向かうホモ・サピエンスとメディア

第1章 「21世紀の資本主義」の哲学――メディアの終わりと世界の行方

第2章 「人類史」を世界の哲学者たちが問う理由――ホモ・サピエンスはなぜ終わるのか?

第二部 人類史の起源と「メディア」の誕生――「出アフリカ」とホモ・サピエンス

第3章 私たちはどこから来たのか――「ホモ・サピエンス」のはじまり

第三部 「文字」と爆発的進化――哲学の起源とその謎

第4章 ギリシア哲学と「最大の謎」

第5章 「キリスト教」はなぜ世界最大宗教になったのか

第6章 活版印刷術と哲学の大転回

第四部 技術メディアの時代へ――マスメディアの世紀

第7章 「無意識」の発見と近代における「人間」

第8章 20世紀、メディアが生んだ「大衆社会」の哲学

https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163913254

企画・朗読:若林恵 

録音・編集:山口宜大(Magic Mill Sounds) 

制作協力:宮野川真(Song X Jazz) 

音楽:yasuhiro morinaga + maiko ishii 

黒鳥福祉センターにて収録