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Description

『くらしのアナキズム』





松村圭一郎|ミシマ社|2021年9月28日





朗読箇所:第4章「市場のアナキズム」より(P.110-126)





この本で考える「アナキズム」は達成すべき目標ではない。むしろ、この無力で無能な国家のもとで、どのように自分たちの手で生活を立てなおし、下から「公共」をつくりなおしていくか。「くらし」と「アナキズム」を結びつけることは、その知恵を手にするための出発点だ。(「はじめに」より)



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国家は何のためにあるのか?

ほんとうに必要なのか?



「国家なき社会」は絶望ではない。

希望と可能性を孕んでいる。

よりよく生きるきっかけとなる、

〈問い〉と〈技法〉を

人類学の視点からさぐる。

本書でとりあげる「人類学者によるアナキズム論」とは…



・国家がなくても無秩序にならない方法をとる

・常識だと思い込んでいることを、本当にそうなのか? と問い直す

・身の回りの問題を自分たちで解決するには何が必要かを考える

アナキズム=無政府主義という捉え方を覆す、画期的論考! 

【目次】

はじめに 国家と出会う

第一章 人類学とアナキズム

第二章 生活者のアナキズム

第三章 「国家なき社会」の政治リーダー

第四章 市場(いちば)のアナキズム

第五章 アナキストの民主主義論

第六章 自立と共生のメソッド──暮らしに政治と経済をとりもどす

おわりに



https://mishimasha.com/books/kurashinoanarchism.html

企画・朗読:若林恵

録音・編集:山口宜大(Magic Mill Sounds)

音楽:yasuhiro morinaga + maiko ishii

黒鳥福祉センターにて収録