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『編集の提案』



津野海太郎|宮田文久・編|2021年10月14日



朗読箇所:第4章から「本の野蛮状態の先へ」より(P.132〜140)



社会のなかにはきっと、「編集」がなしうることがある。そのヒントは、伝説の編集者・津野海太郎がつづってきた文章にひそんでいる――。晶文社での活動をはじめ出版文化の重要人物でありつづけ、テント 演劇の時代からコンピュータの世紀までを駆け抜けてきた著者による、過去を携え、現在と共に呼吸し、未来を見すえる編集論集。【津野海太郎 実践のクロニクル1977-2001】

【目次】



実用本位の夢 編者によるまえがき



第1章 取材して、演出する

テープおこしの宇宙/座談会は笑う/初歩のインタビュー術/雑誌はつくるほうがいい



第2章 人とかかわる、固定観念を脱する

太い指とからっぽの部屋/植草甚一さんの革トランク/編集者としての植草甚一/雑誌のロンサム・カウボーイ



第3章 テクノロジーと歩む

シロウトがつくったマニュアル/フランケンシュタインの相対性原理/パソコン通信で対話できるか



第4章 変化を編集する、編集することで変わる

本の野蛮状態のさきへ/森の印刷所/「世界の書」──アジアの髄からマラルメをのぞく



第5章 複製技術は時を超える

印刷は編集の敵にあらず/子ども百科のつくりかた/晩年の運動/編集者というくせのゆくえ



鼎談・星座をつくりたい 津野海太郎 × 若林恵 × 宮田文久



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企画・朗読:若林恵

録音・編集:山口宜大(Magic Mill Sounds)

音楽:yasuhiro morinaga + maiko ishii

黒鳥福祉センターにて