久しぶりに外で個室のトイレを使う機会がありました。
普段は気にも留めないようなことなんですけど——
いざ用を足して、さあと思ったら、トイレットペーパーがなかったんです。
「やってしまった…」と、そこで一瞬思考停止しました。
昔のポットントイレなら、芯でしのいだこともありました。
でも今の水洗トイレで芯を流すのは、無理があります。
流せば詰まるし、詰まったらそれこそ大ごとです。
そこで、ウォシュレットを使って、なんとかギリギリまできれいにして、
ズボンを履いて、外に出て、ペーパーを確保して戻って対処しました。
小さなことだけど、妙に神経を使った出来事でした。
……で、話はこれで終わればよかったんですが。
それからしばらくして、今度は別の場所でトイレに入ろうとしたときのこと。
なにげなく入ったトイレ。すぐに気づきました。
あれ?ここ、女子トイレじゃないか…と。
慌てて出ようとしたそのとき、またペーパーがなくて、
隣の個室から少しだけ手を伸ばして取る、という動きをしてしまったんです。
あとから冷静に思い返すと、
「女子トイレで、隣の個室からペーパーを取る」って、客観的に見ると、
かなり怪しい状況ですよね。
単体ならまだ、笑い話として話せたと思います。
「ペーパーがなかった」とか、「トイレ間違えちゃった」とか。
でも、二つが重なると、ちょっと誰にも言えない。
だからこのラジオで、こっそり話してみました。
改めて思います。
トイレに入るときは、まずペーパーがあるか。
そして、ちゃんとドアのマークを確認する。
ほんのちょっとの注意で防げることが、意外と多いんだな、と。
今日はそんな、ささやかな失敗談でした。