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100回目を迎える箱根駅伝で、一強と言われる駒沢大学を制して優勝した青山学院大学の原晋監督の言葉に改めて震えました

曰く

"私は、スーパーエースの出現を待望するのではなく、時間をかけてチーム力を底上げして優勝を狙うほうを選びました。土台さえしっかりつくることができれば、長期的に上位争いできるチームになるし、仮に私が監督をやめても弱くならないからです"

10年前に部員を集めた時の言葉がさらに震えます

"目指すのは箱根駅伝出場だが、実現できないかもしれない。しかし、私は10年で優勝を狙えるチームを必ずつくる。そのための礎になってくれ。優勝したときには必ず君たちの頑張りを伝えていく。この一歩がなければ優勝できなかったと」 "

1、時間をかけた土台(メソッド)の確立

2、時間をかけた選手の育成

3、自分を超えた大義とパッション

本当に強い組織を作るためには、長期の視点を持ったリーダーが必要なのだなと、つくづく思いました

その理由の一つは、土台作りには時間がかかること

土台とは、まずは強い組織を作るための、メソッド作りが必要であり、かつ時間がかかること

そして、その組織の構成員に対しては、短期では成果は出ないと最初から公言し、しかし、成果は歴代のみんなのものであるとすること

そのために必要なのは、自分をはるかに超えた大義を実現するためであると、明確に発信すること

これらは、イノベーションを推進する上でも、ものすごく勉強になるお話しでした

イノベーションも、10年単位で成果が出るものであり、最初に苦労した人は、忘れ去られ報われないものであるから

原監督と同じように、イノベーションチームにおいても

1、10年は土台(メソッド)つくりをする

2、メンバは10年後に評価される

3、10年後にはイノベーション創発の結果が出る

と言える組織がどれだけあるだろう?と思いました

そんな活動をしていきたいなあ

強く思わせていただけました

そんな話をしています^ ^

参考:本: フツーの会社員だった僕が、青山学院大学を箱根駅伝優勝に導いた47の言葉 著者 青山学院大学 陸上競技部監督 原晋 出版社 アスコム 2015年11月22日発行