日本人料理人で初めて仏レジオン・ドヌール勲章シュヴァリエを受章された、三國清三フレンチシェフの生き様に衝撃を頂きました
曰く
"鍋はぼくの幸運の女神だ。 おしかける、洗い物をする、休日も働く''
"鍋洗いが許されたのは、誰もやりたがらない仕事だからだ"
"もしもなにかやりたいことがあって、どうしてもそれができなかったら、その世界の鍋を探してみることだ。なんの保証もできないけど、もしかしたらなにかのとっかかりは摑めるかもしれない"
ここからとてつもないイノベーター三國清三さんのイノベーティブポイントを思いました
1、成長パッション
→何がなんでもやりたい溢れる気持ち
2、とにかく場所を勝ち取る
→その場所の鍋を洗いまくる
(そこで誰もやりたくないことをやる)
3、勝ち取ってから死ぬほど努力する
→なりふり構わずゴールへ向かう覚悟
調理学校を卒業されて、札幌グランドホテルにマナー実習で潜り込み直談判で入り込んだり、帝国ホテルのすべてのレストランの鍋を洗いまくって、フランスの日本大使館の料理長に抜擢されたりと
三國さんは、ある意味、料理の腕を買われて抜擢されたというよりも、そのパッションの強さで、場所を勝ち取って、そこから文字通り死ぬほど努力されて、今の地位を掴み取られたのだと知って、体が震えました
Yコンビネーターでは、ビジネスモデルは見ない。その人が諦めないでやりきれるか、だけを見ている、と聞いたことを思い出しました。
他の人にはない、パッションの強さ、それは、成長パッションなのか、脱出パッションなのか、人によると思いますが
そのパッションの強さが、人を動かすことができる、それを改めて教えて頂いた気がしました
そして、そのパッションの強さで、まずはいるべき場所に入り込むこと
そのための手段として、そこで、誰もがやらなきゃいけないんだけれども、最もやりたくないこと、これを快く引き受けること
これが最大の武器になるというメソッドにも、目から鱗が落ちました
それだけではなく、その場所を確保できたなら、自分ができるできないではなく、ゴールに向けてひたすらやり抜く、という覚悟が最後の砦となる
そんなことを教えて頂きました
何がなんでもそれをやりたいパッションと、誰もがやりたくないことをやって入り込むノウハウと、ゴールへ向かって突き進む覚悟
これがあれば、できないことは、本当に何もないのではないか?
そんなことを思わせて頂ける、めちゃくちゃ勇気が出るお話でした
やりたい事を実現する、鍋洗いノベーション
そんな話をしています
参考:本: 三流シェフ 令和4年12月発行 著者 三國清三 発行者 株式会社幻冬舎
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