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弱者の生き残り戦略に目から鱗が落ちました

"植物のR戦略の「R」は、既に述べたように荒地の植物を意味する頭文字であるし、繁殖戦略の「r」は増加率を表す係数であることから、意味することは、それぞれまったく異なる"

"しかし、偶然にもR戦略もr戦略も「弱者の戦略」という点で共通している"

"「恵まれていない環境であること」が弱者にとって、武器となるのである"

"「多様性」と「スピード」。これこそが、「R」の文字に見る弱者の戦略のキーワードなのである。

"R戦略の植物やr戦略の生物は、寿命が短いという特徴もある"

"命の輝きを保つために、生命は短くも限りある命に価値を見出したのである。"

ここから私は、弱者の戦略は、イノベーション戦略にとても示唆が大きいと感じました

1、変化が激しく恵まれていない環境

→ニッチを掴む

2、多様性

→多様な量が質を超える

3、スピード

→fast fail

4、短い寿命

→多産多死

どんなイノベーションも弱者から始まる事を考えると、弱者戦略はイノベーション成功の秘訣ととてもにているという事なのかもしれないと思いました

まずは、変化の激しく複雑な環境であればあるほど、弱者はニッチを見つけやすくなるために、そこでのナンバーワンを狙いやすくなること

そして、一点突破型の質を鍛えるよりも、多様なチャレンジがたくさんあることによって、どのチャレンジがその複雑な環境にマッチするのかを、見つけやすくすることができる

また、誰よりも早く動くことで、失敗をたくさんすることで、ニッチな市場を見つけ、フィットさせることができるようになる

さらには、各個体の命を短くすることによって、全体として、変化へ素早く対応ができるようにしておく

ここにある弱者の戦略は、まさにイノベーション立ち上げの際の戦略に驚くほど合致するものだと思いました

進化論的思考における、進化側の生物は、誰もが最初は弱者として生まれ、それを弱者の生き残り戦略を行なっていくことによって、いつの日にか強者としの適応型へ変わっていく

誰もが、弱者から全ては、始まっている

その生き残り戦略は、存在し、イノベーション戦略ととても共通している

つまり、弱者こそが、イノベーションの主役になりうる

とともに、弱者にとっては、イノベーションこそが、生き残りの戦略の一つにもなりうる

そんな事を気づかせて頂きました

弱者でも生き残る戦略はある

いやむしろ、複雑化する現代こそ、弱者の時代かも

弱者が生き残ろためには、イノベーション的思考が役に立つ

いやむしろ、いまの弱者こそ、これからの未来の進化の騎士になりうる

そんな事を思いました^ ^

参考:本: 弱者の戦略 発行 2014年12月26日 著者 稲垣栄洋  いながきひでひろ 発行所 株式会社新潮社

動画で見たい方はこちら

https://youtu.be/teqKDtsts9g