第66回グラミー賞で10個目の賞を獲得し、初めての演奏をされたジョニミッチェルさんのインタビューの言葉に震えました
曰く
"要するに、創作というのはとても個人的なことだし、経験から曲を書くからこそ、内容豊かな作品になるの。でも、よく言われたのよ。『誰もキミの曲をカヴァーしないだろう。あまりにも個人的な曲だから』ってね。だけど、それは事実じゃないし、私の曲は何度もカヴァーされてるわ。
私がそれに励まされたのは、『彼らはなぜあんなに怒るのかしら? 私が表現しようとしているのは、ただの人間らしさなのに』って思ったからよ」"
"私の音楽を演奏できたのはジャズ・ミュージシャンだけだったわ。なぜなら、私の音楽がとても奇抜だったからなの。それに、彼らは私の曲を紙に書くことも出来たし、曲の奇抜さに目を向け、曲に参加することも出来たのよ"
ここから私はイノベーター3つのフレームについて思いました
1、パッション
個人的な経験から曲を書く
3、大義
人間らしさを表現する
2、仲間
ジャズミュージシャンコラボによる飛躍
今の時代では、個人的な経験から曲を書くと言うことで、たくさんの共感を得ていくということが、ある意味スターダムに乗っかっていく条件のようにも思えますが
ジョニミッチェルの活躍当時は、それはとんでもないことで、ジョニミッチェルがその批判がある中でも自分を貫き通したことで、今がある、ということにめちゃくちゃ感動しました
個人的な思いから創作をするということは、イノベーションの世界でも、どんどんそのような形になっていくのではないかと思います
とても多様化した社会になっていることや、個人の手の中にテクノロジーがある状況になっているので
個人の課題感や違和感が起点になって、ジョニミッチェルの革新的な曲のようにびっくりするようなイノベーションを起こせるそんなことを思いました
そして、ジョニミッチェルは、単に個人的な思いを伝えたいということだけではなく、それによって、より人間らしさを表現できる、という大義がわかっていたということもあったかと思います
これはきっとイノベーションにおいても、自分だけではない、大義を持ってるということも大切なことなのだと改めて思いました
さらに、ジョニミッチェルの曲は、当初はフォークのカテゴリに入れられてましたが、本人は全くそう思って無かった事から、辛辣な評価をもらっていたそうですが
全く別ジャンルというか、むしろジャンルレスのジャズミュージシャンから評価を得て、一緒にやることができていたということも
これまでの仲間だけでなく、新たな仲間を得る、ということもとても重要なんだなと思わせて頂きました
そしてそれによって、私にとっては奇跡のような組み合わせの、ジャコパスとパットメセニーと、一緒になり
それまでの世界観からある意味エクスポネンシャルな飛躍的なクリエイティブさになっていったのだなあと思いました
新たなことを生み出すと、それまでの仲間から批判を浴びることがあるけれども
新たな仲間ができることによって、飛躍できる
これもイノベーションを創発する上でも、めちゃくちゃ参考になると思いました
今回の第66回グラミー賞の演奏は、なんと私の大好きな新進気鋭のジャズミュージシャンのジェイコブコリアだったことも
物凄い運命の巡り合わせなのか、仕掛け人がすごくわかってる人なのかわかりませんが、象徴的でめちゃくちゃ感動でした
個人的なことから、イノベーションは始まる
個人的ノベーション
むしろ、これからは、そんなイノベーションが多発していく
そして、将来的には、一世帯あたり一法人化まで繋がっていく
そんなことを夢見させて頂けるような
そんなことを思わせて頂きました
そんな話をしています^ ^
参考:music life club 2021.05.19ジョニミッチェル、6年ぶりの公開インタヴューで自身の革新的キャリアについて語るhttps://www.musiclifeclub.com/news/20210519_01.html#google_vignette
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