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ユーモアが以下のような効果と作用をもたらすということが、実証実験でなされたという事に、とても納得させられました

"ユーモアが「組織から恐怖を追い払った」ことで、みんながもっと自由に考え、もっとオープンに語り合い、新しいシナリオやアプローチを受け入れられるようになったのだ。"

"ユーモアのあるビデオを観た人たちのほうが、正解にたどり着いた人数が2倍も多かったのだ。彼らは笑ったせいで頭がよくなったわけではなく、笑ったことで機能的固着を克服しやすくなり、新たなつながりや連想を思いつきやすくなったのだ"

"ユーモアのあるキャプションを考えていた参加者たちの脳内では、創造を司る領域が活性化していただけでなく、学習や認知にかかわるその他の領域(側頭連合野および内側前頭前皮質)も活性化していたことが明らかになった"

私はユーモアにより以下の項目が高まったということかと思いました

1、心理的安全性

→一見バカな発想を言える

2、機能的固着を克服

→様々な掛け合わせができる

3、創造・学習・認知領域の活性化

→デフォルトモードネットワーク的な作用

アイディエーションの世界では、他の人からバカじゃないの、と言われる意見を出しましょう、とやることが良くあります

これは、それを冒頭にファシリテーターが、言っただけでは、みんな恥ずかしがってなかなか出してこないということもよく遭遇します

私の場合は、例えばのっけから大声で歌い始めたり、我がアカペラグループの中年不思議国(ワンダーランド)をかけたりして、ここはそんな場所なんですよ、ということをやってみたりします

それが苦笑いを生んだり微妙な空気になることもありますが笑、それはそれでよくて、なんでも言ったりやったりしてもいい場なんだよということが大切で、それはすなわち、心理的安全性につながると思ってます

また、なんでもありの状態を作ることで、様々な突拍子もないものとの掛け合わせが出てくる、ということも、シュンペーターさんの言われる、

既存のアイデアと既存のアイデアの掛け合わせで、新規のアイデアが生まれるという原則を、よりかけ離れたものを掛け合わせることができるようになるという意味で

新しいアイデアが出てくる可能性も高まるのだろうなあと思います

そして、それによって、創造・学習・認知領域が活性化するというのは、まるで苧阪先生のデフォルトモードネットワークのように

ユーモアのリラックス効果により、まるで散歩をしている時やお風呂に入ってるような感覚となり、様々な領域が実は活性化して、新たな結びつきを生み出すという効果をも生み出しているのかと

改めてユーモアの効果の絶大さに驚きました

何か突拍子もないことをやろうということではなく、まずは笑顔でその場を安全な場にしてあげるということから、始めるのがとても大切だなあと

そして、その場を仕切る人や、その場で1番偉い人や、怖い立場の人達こそが、率先してそんな空気や実際の仕掛けを作ることが、とても大切なのだなと

皆が一つのことを徹底的に統率してやることが強みの源泉だった時代が終わり、 AIなどに取って代わられる今だからこそ

ユーモアが我々の生きる道の一つになる、そんなことを改めて認識させて頂きました

ユーモアノベーション

ここも是非とも磨いていきたいと思いました

そんな話をしています^ ^

参考:本: ユーモアは最強の武器である  スタンフォード大学ビジネススクール人気講義 電子版発行日 2022年9月22日 Ver. 1.0 著者 ジェニファー・アーカー/ナオミ・バグドナス  訳者 神崎朗子  発行所 東洋経済新報社

動画で見たい方はこちら

https://youtu.be/6zO1520hoAc