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神戸大学名誉教授の吉原英樹さんの経営で再考するための秘訣に目から鱗が落ちました!

曰く

"成功している企業について研究してみると、戦略、組織、人事、工場マネジメント、マーケティングなど経営の仕方が、一見したところ非常識と思えることが少なくない。「そんなバカな」と思わずいいたくなる。

ところが、経営者や実務担当者から説明を受けると、理屈が通っており、「なるほど」と納得せざるをえない。

このようにして、私は、「バカな」と「なるほど」の二つの特徴を同時にもつことが、経営で成功するための秘訣ではないかと考えるようになっている"

ここから私は思いました

1、ばかな

→バイアスを壊す

2、なるほど

→新たな仕組み化

3、進化と適応の両立

→進化させながら適応させる

イノベーションの世界では、特にバカな、と思われるアイディアを大切にしていきましょうという話をよくするのですが

成功している経営者は、自らがその先頭を切っているということに、驚きと共に、膝小僧をなん度も打ってしまいました

ある意味、経営で成功するためには、いかに差別化をしてその分野でトップを取るということが重要になると思うのですが

競合に、ばかな、と言わせるくらいの、ぶっ飛んだ差別化をしている、ということがポイントなのだと学ばせて頂きました

それはつまり、競合が追いかけてこうとすらしない、というところに到達できるのだ、ということに感動しました

しかし、ばかな、というアイディアだけではダメで、それを実現するための、新たな仕組みづくりも、できていないと、それは絵に描いた餅に過ぎないので

そこには、ばかな、を覆すほどの、なるほど、導き出す、新たな仕組みづくりが必須になっているということがとても大切なことと思いました

それはまるで、進化論的思考における、進化と適応を同時に行うような、両利きの経営の両手を合わせて動くような

そんなことが成功する経営者はやってきてるんだということに、改めて感動しました

経営者には、進化的なイノベーティブ思考と、そして適応的なオペレーション思考の両方が求められる

そういう意味でも、普段オペレーション的なことで育ってきている社員が経営者になるためには

イノベーション的思考の獲得と練習が必要であり、

それによって、ばかな、と、なるほど、の両方を同時に実現する力を養うことが求められるなと

イノベーション的マインドセットと、スキルノウハウは、これからますます求められると

ばかな、と、なるほどの、同時進行

ばかなるノベーション

そんなことを思いました^ ^

参考: 「バカな」と「なるほど」 経営成功の決め手! 著者:吉原英樹   発行所 株式会社PHP研究所 2014年10月17日発行