Listen

Description

俳優の杉咲花さん主演映画の"市子"は、第28回釜山国際映画祭や第36回東京国際映画祭に正式出品され、杉咲さんは本作の演技で、第47回日本アカデミー賞の優秀主演女優賞、第78回毎日映画コンクールの女優主演賞に輝いているとのこと

そんな杉咲花さんの率直で真摯な言葉にとても共感しました

イノベーター3つのフレームで私なりに解釈してみますと

1、パッション

"人と違う自分でありたいと思ってたし、みんなが好きなものは自動的に嫌いになるような、捻くれ者なんで"

→ 個性派パッション

"人に本音を伝えることとか気持ちを伝えることとかがすごく不得意で、そういうフィルターを一つ飛ばして、お芝居という形で還元できる、っていうのもいいなあと思います"

→ 脱出パッション

2、仲間

"これだけ理解できたつもりでいても、役のことは分からなくて、他者は他者なんだって感じて、そうあることを受け止めて、それでも関わろうとしたり、想像を続けるということが、他者とか役と繋がっていられる一つの手段なんじゃないかなって思いました"

→俳優だからこその課題の分離と対話

3、大義

"全ての人の人生が祝福される作品になってほしいです"

→自分だけではなく全ての人々を思う気持ち

思ったのは、パッションのポートフォリオでいうと、個性派パッションと脱出パッションを強く感じました

この二つは、実はネガでティブな気持ちを含んでいるんだけれども、その分、非常に強いパワーを持っているパッションだということ

杉咲花さんの、圧倒的な存在感と演技は、こういうところから発しているんだというところを感じました

そして、演技者のプロとしての感じ方として、仲間、つまり他人との関わり方について、他者は他者であるからこそ、繋がろう理解しようとする営みが大切ということに、とても心が打たれました

そして、ネガティブ系のパッションから始まっているその大義は、全ての人々への祝福につながるということが

それによって自分も含め、仲間や全ての人への祈りのような願いが込められているのか、ということに、更なる感動を頂きました  

脱出パッションや個性派パッションから、ある意味利他パッションへ移行することによって

大きな大義を実現するところまで来ていること

そして、役者として他人への理解はできないことを理解しながら、他人との対話を必死にやり続ける中から出てくる迫力の演技

それはまるで、演技をしている人物と仲間として表現していることなのかなと

そんなことを思いました

全ての人の人生が祝福されるノベーション

そんなことを人生のどこかで、表現し実践できたら本当に素敵だなと

そんなことを思いました

杉咲花さん主演の"市子"は2024/3/8よりアマプラで配信だそうです!めちゃくちゃ楽しみです

そんな話をさせて頂きました

参考: NHKEテレ東京 スイッチインタビュー「杉咲花×角銅真実」EP2  初回放送日: 2024年2月23日 https://www.nhk.jp/p/switch-int/ts/K7Y4X59JG7/episode/te/DNX6RGZJV4/