立川談志さんが、弟子の立川談慶さんに放った言葉に打ち震えました
"「〝努力〟とは馬鹿に恵えた夢だ、真打ちにもなって、お前は何を言っているんだ」
「プロとは努力することが大前提なのに、それをわざわざ口に出してどうする」という意味だったのだろう。
結果が出ずに「努力したのですが」と言い訳するのはもちろんのこと、「努力します」という心意気さえ許さなかった"
"このように談志は「努力する姿勢」ではなく「結果を出すこと」に拘泥した"
ここから私は思いました
1、当たり前を疑う
2、逆説を見る
3、本質を炙り出す
"努力とは馬鹿に恵えた夢だ"
この強烈な一言に、立川談志さんらしさが集約してると思いました
これは、常に当たり前のように思われていることを疑う眼差しなのかなと思いました
そしてあえて逆から見てみることによって、今まで見えてなかった真実が見えてくる
このやり方は、自分が無意識に思考停止してることや、流されてしまっている当たり前のことを
常日頃気づかせてくれる、思考の方法なのかもしれないと思いました
結果を出す奴は、日々の行いは努力なんて思ってないんだと
それをやらなきゃ気持ちが悪いだけなんだと
努力なんて言った瞬間に、結果なんて出せないやつになっちまうんだと
それほどまでに、空気を吸うかのように、日々のやるべき行いをやってる奴が、結果が出るんだと
厳しくも、真を食った、含蓄の塊のような、真実の言葉に、打ち震えました
そんな風に世の中を、常にきちんと見る、妥協を許さずに、自分で理解しようとする
違和感をそのままにしておかない、周りに迎合しない、自分の心に正直に話す
そんな人が真のイノベーターなのだなあと、つくづく思いました
逆説を厭わずに意を唱える
まるでロック魂のような
好きな子を嫌いと言っちゃうような
大好きなまんじゅうを嫌いと言っちゃうような
逆説ノベーション
だからこそ、真実の声が聞こえてくる
心に沁みました
そんな話をしています^ ^
参考:本: 不器用なまま、踊りきれ。超訳 立川談志
2021年10月25日 Sunmark Books 電子版発行
著者 立川談慶 発行所 株式会社サンマーク出版
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