ローマ帝国期ギリシアの懐疑主義哲学者のセクストス・エイリコスさんの哲学に考えさせられました
"物事は迷うようにできています。だからこそ、迷う必要は無いのです。セクストス哲学の要約"
指南役の山口大学の小川仁志教授曰く
"人は人生の選択に迷いますけど、どっちの選択も正しいと言えるんです
だからこそ、自分がすでに進んでいる道を受け入れると、心が落ち着くわけですよ
別にこれで終わりじゃないんです。これはセクストスも言ってますけど、また決心がつけばね、そっちの道に進めばいいんですよ"
ここから私は思いました
1、どちらを選んでも正解だし後悔はある
2、ネガティヴケイパビリティ
3、選択したことを肯定していく
以前、家の購入を悩んでいたことあったのですが、コピー機がジャムって仕方がなかったり、電車でカバンの紐が切れたりして
何となく嫌な気持ちになって辞めたことがあります
この選択が正しかったのか?間違いだったのか?は、正直わかりませんが、自分で独立した今を思うと、ローンがある状態でなくてよかったのかもしれないと思ったりします
でももしかしたら、高値で売れて、更に運転資金を得ることができたかもしれない、みたいなことは、考え始めるとキリがないなと
書籍のファスト&スローによると、直感で動くシステム1と、論理的に整理するシステム2が判断にはあると言いますが
これもどちらが正解ということは言い切れなくて、意外と直感が正しかったということも、結構あると思います
解決できない課題を、すぐに解決しようとせずに、そのまま持ち続けながら、解決できる時を待つ、ネガティヴケイパビリティの考え方も必要な気がします
こう考えてみると、悩んでる時に無理に結論を出そうとせずに、自らの心のままにステイすることがあってもイイ気がします
もしかしたら、悩んでる状態で動けなくなることだけは避けた方がいいのかもなと
何かを選択する、または選択しない、どちらにしても、選択したことを肯定していく、ということが大切な気がしました
大切なことは、迷った時に迷うことにエネルギーを取られてはいけない
自分の心に従ってやるべきことを淡々とやる
その自分の心を知るために、自らの情熱のポートフォリオを見てみるのも良いかもしれません
そしてそこから実施した選択を肯定するような生き方をする
とはいえ、それにこだわることもない
そんな自然体でいれることが大切なのかと思いました
そんな話をしています^ ^
参考: ロッチと子羊 (71)「ロッチ セレクション編(3)」初回放送日: 2024年2月29日
https://www.nhk.jp/p/ts/N9GR16WRR6/episode/te/XLG3W41GP1/
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