認知症の人たちと共に生きることを目指す"社会福祉法人悠和会「銀河の里」"の理事長の宮澤健さんにイノベータースピリッツを感じました
曰く
"認知症を扱っているとは思ってなくて、認知症の人たちが700万人も出てくることは、基本的には何か意味があって、
人間をちゃんと失うなよ、みたいな、人間としてちゃんと生きれるんだよっていうことを、伝えてくれてる存在に思えるんで"
私は思いました
1、違和感にはメッセージがある
→人間を失うなよ
2、本質的な課題をほりさげる
→ 管理しないと経営が成り立たない
3、常識に惑わされない
→共に生きていく
宮澤さんはこれまでの高齢者施設の管理する形にに違和感を感じるところから始まったそうですが
その違和感が何なのかについて、そこからのメッセージを読み取ろうとしたところが素晴らしいと思いました
なかなか日々の違和感には気づいていても、すぐに忘れちゃって日々の忙しさにかまけてしまうのですが
その違和感に重要なメッセージがあると、認識してそれを忘れないようにメモかなんかしておくということが
イノベーターの第一歩だなあとつくづく思いました
そこから、さらにそれが違和感である理由を、深ぼっていく過程で、真の課題にたどり着いたのかもしれないと思いました
そもそも、なぜ管理する側とされる側に別れることになるのか?なぜそうしないと経営が成り立たないのか?本当にそうしないと経営が成り立たないのか?
このそもそも、の問いをすることによって、会議などでは嫌われる問いですが、ずっと長らく課題になっていることについては、とても効く問いになることがあると思います
そこから、これまでの常識にとらわれない方法で、解決の方向があるのではないかということで、イノベーティブな解決策が出てくるのですが
宮澤さんの場合は、管理しない高齢者施設、または、共に生活する高齢者施設、ということが出てきたのかなと
ところが、こんなことを言うと、そんなことができるくらいならやってるよ、と言う声がどんどん出てくると思います
それを、自らが少しずつできる方法を模索しながら、仲間と共にやってきたのだあと
これこそ、イノベーター3つのフレームの、パッションから始まり、共に実現したい仲間があつまり、そして、誰もが喜ぶ世界を作る大義へ向かう
イノベーターそのものだと思いました
人間をちゃんと失わないノベーション
こう書くと当たり前のように思えますが、ある世界では全く当たり前ではない形で行われてる世界もある
そこは、違和感に誰もが気づいてるけども、その違和感のメッセージに気づかないふりをふる、または仕方がないよね、になってしまう
そんなことがまだまだたくさんあるんだろうなと
そういったところに、切り込んでいこうとする人が、イノベーターなのだろうなあと
そんなふうに思いました
参考:ガイアの夜明け 生きる!認知症と共に 高齢者5人に1人の時代 2024/2/23 https://www.tv-tokyo.co.jp/gaia/smp/backnumber4/preview_20240223.html
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