山野美容芸術短期大学教授(経営学)の森清さんの、公私融合のお話にめちゃくちゃ共感しました
曰く
"公私融合は、私を重視しながら、必ずしも会社を全否定しようとはしない。あくまでも会社などの組織体と個的存在である私とのバランスをとって双方を生かしたいと考える。"
"ただし、基本は私の方に置くから、会社での仕事責任の取り方などでは、私の立場で考える。公人の責任の取り方は、「人として恥ずかしくないか」といった価値軸で判断する。"
ここから私は思いました
1、元祖「自分軸と他人軸のベンズ」
2、私と会社の立場のアウフヘーベン
3、私の立場"人として恥ずかしくない"が中心
これまで私からお話ししていた"自分軸と他人軸のベン図"ととてもシナジーのあるお話を"公私融合"とすでに表現されていたことに感動しました
24時間の時間がある中で、8時間は仕事、8時間は私の時間、8時間は睡眠と、分けて考えるのも、一つの考え方だと思いますが
仕事の8時間を、もっと自分の時間とのベン図の交わりが見つけられれば、より自分の時間をたくさん充実させることができるし
何よりも仕事というのは、誰かに新しい価値を提供して、誰かに喜んでもらう活動なので、それに自分の魂が乗っかったら、より充実した人生にもなるのでは、と思っています
そして、公私融合の素敵なところは、自分も会社も否定しない、というところです。ある意味、滅私奉公は、他人(会社)活動の円、に自分の円が全て飲み込まれている状態だし
公私混同は、自分の円の中に、他人(会社)の円が飲み込まれている状態なので、どちらかがどちらかを否定する動きかと思います
でも、自分も他人(会社)も否定せずに、新たな融合するところを見つける、または創発する、ということなので、それはまるでヘーゲルのアウフヘーベンを自分の中でやることだなと思いました
さらには、その融合点において、最終的な判断を下すのは、あくまでも自分である、とのことにも痺れました
これは、私がいつも話している、パッションの源に立ち返って、自分の価値観に照らすと、判断はこうなのだ、というところは譲ってはいけない、ここがとても大事だなと思いました
そのためには、自分の価値観を予め理解しておくことが大事だなと思います。そのためには、自らの情熱のポートフォリオを描いてみて、大好きなこと、利他したいこと、個性発揮したいこと、成長したいこと、など、その時々に洗い出してみることが
自分の今の価値観を洗い出して、そしてそれこそが自分の人生の羅針盤になるのではないかと、そんなことを思いました
公私融合ノベーション
これからますます大切になってくるなあと、そんなことを思いました
そんな話をしています^ ^
参考:本: 仕事術 岩波新書(新赤版)645 1999年11月19日 第1刷発行 著者 森清 株式会社 岩波書店
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