憎しみは病気であるノベーション(1173回)
三人の娘を失なったガザ地区出身医師イゼルディン・アブラエーシュさん、映画の公開に関するインタビューに心打たれました
曰く
"私は憎む権利を持ってるかもしれない
娘たちは殺された
憎しみとは何か定義した
それは社会に伝染する破壊的な病気
生まれつき暴力的な人や、憎しみを持ってる人はいない
憎しみは生まれ持ったものでなく、あとで醸成されるもの
だから、私たちは憎しみの原因を取り除くために、努力しなければならない"
ここから私は思いました
1、憎しみは病気だ
2、病気なら治すことが出来る
3、ワクチンと治療薬
実際の紛争の現場の方の声が綴られているこの映画、ぜひ見たいと思ったのですが、その中で語られている医師のイゼルディン・アブラエーシュの言葉に重みと共に目から鱗を落とすお話を伺えました
第三者がお話しするのと違い、実際の現場で大変な経験をされている方の言葉だからこそ、大変な思いから紡がれた言葉なんだろうなと思います
その中で、憎しみは病気である、という言葉には、これまでの常識を覆すイノベーティブなパワーがあるなと思いました
様々な対立の根本にある憎しみというのは、連鎖が連鎖を呼んでどうしようもないものである、というように思ってしまいますが、それは、病気なのである、という角度からの解釈をすることは
ある意味、憎しみってなんだ?というそもそもを問う、ラテラルシンキングにもつながる考え方だなと思いました
そして、もし、憎しみが病気だと、再定義すれば、それはもしかしたら、治すことができるのかもしれないという方向へ持っていく可能性が見えてくる気がしました
さらには、人類の病気へ向かうやり方を転用して、憎しみに効くワクチン、さらには、憎しみに効く治療薬、みたいなものも、あっていいのではないかという方向が生まれる気がしました
これから未来へ向かうイノベーターの大きなテーマとして、憎しみという病気に向き合う、そんなことも可能となるのかなとも思いました
全ては
憎しみは病気であるという認識から始められる
憎しみは病気であるノベーション
そんなことを思いました^ ^
参考:NHK ニュース おはよう日本 2024/10/7 映画:私は憎まない 配給:ユナイテッドピープル 脚本:タル・バルダ
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