北野武さんがなぜあんなにチャレンジャブルな人生を送られているのか?その秘密の一端を教えて頂いた気がしました
曰く
"無鉄砲な人ってのは、意外に計算高いかもしれないですよ
その無鉄砲さをプロデュースするために、計算ずくでやってくる人もいる
我々なんかは、新しいことをやるためには、新しいことやって失敗しても、まだ認めてくれるとこにいるように動きますから
そうじゃないと、先生があんまり無鉄砲な理論して、研究所出入り禁止になったら、望遠鏡も見られないし、コンピュータも扱えられなかったら困りますよね
ある部分、仲間であいつ無茶苦茶な理論言いだしたって、言っても、それは仲間意識であって、その一般的にはこのレベルをキープしてるから、研究所に来られるし
それをわかってないと大変なことになるし"
ここから私は思いました
1、エフェクチュエーション
→許容可能な損失
2、仲間との信頼
→あの人なら仕方がない
3、無鉄砲プロデュースノベーション
→無鉄砲な価値を売りにいく
たけしさんは、TheMANZAIブームの頃から、チャレンジャブルなネタでずっと大好きな方ですが、今や、世界のキタノと呼ばれるほどの監督になられて、何故、こんなにも挑戦することができるのか?これは以前から気になっていました
今回お話を伺って、それには、こんな秘密があったのかと、驚きとともに勉強させて頂きました
この言葉から私が思ったのは、一つはイノベーションの世界における、エフェクチュエーションを体現されているのだなあということです
特に、許容可能な損失ということを、きちんと計算されているのかなと思いました。エフェクチュエーションの世界でも、ここでうまくいかなければ全てを失ってしまうような、大博打ではなく
あくまでも損失があってもそこから復活することができる範囲に留めておく、ということが一つ大切な要素として言われていることに該当するなと思いました
また、そこには、もし上手くいかなくても受け入れてもらえる、仲間との信頼関係を築いておくということも大切なのかもしれない、とも思いました。
イノベーションの世界でも、ある意味、あの人は、ああいう人だから、という信頼関係の位置に身を置けるかどうかというのはとても大切な気がしました。
そしてこれらのことというのは、実は、一見、無鉄砲に見えることでも、実は、許容可能な損失の中で、さらに仲間との信頼関係がある、中で行われる挑戦にしている
つまり、無鉄砲に見えるのだけれども、そこには上手くいかなくても次の手を考えることができる状態にしておく
無鉄砲をプロデュースする、そんなことが大事なのかもしれないと思わせて頂きました
無鉄砲プロデュースノベーション
そんなことを思いました
参考:NHK Eテレ東京 スイッチインタビュー
「北野武×村山斉」EP2 初回放送日:2024年10月4日 https://www.nhk.jp/p/switch-int/ts/K7Y4X59JG7/episode/te/XR3Y7KXPV1/
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