IPS細胞で心筋細胞を移植する心臓再生医療で心不全の治療に挑むベンチャー企業のハートシード社長 福田恵一 慶應大学医学部名誉教授の言葉に震えました
曰く
"今までできなかったもの、あるいは人がそんなの無理だよっていう風にいってること、その壁が越える価値がある壁なのであれば、どんなに努力を重ねても越えるべきだと思うんですね
心臓の再生医療っていうふうに、私が世界で初めて言った時に、過去にもですね、なかなか難しい問題いっぱいありましたけれども
やはり諦めずにコツコツやっていくと気がつくと越えられてると
途中でも挫折はいっぱいあるんですが、挫折は次の階段を登るためのエネルギーの蓄積だという風に思ってるので、一個一個の失敗はあまり気にしないですね"
ここから私は思いました
1、出来ないこと、無理なことに、挑む
→ブレイクザバイアス
2、諦めずコツコツやれば越えられない壁はない
→成功者は諦めない
3、挫折は次の階段登るエネルギー
→失敗は人生の彩り
回復不能の心不全を開胸せずに治すことを目指すという、その大義の高さにまずは驚きました。心不全を治すために、IPS細胞からの心筋細胞を創り、さらに患者の負担を減らすために開胸しないデバイスをいくつも開発されているいくつものイノベーションを目指されてる姿に感動でした
このインタビューから見えてきたのは、技術もさることながら、イノベーターとしての心構えを全て実践されている方なのだなあということでした
一つ目が、常識に挑む、ブレイクザバイアスということです。特に医療のようなリスクが高い分野においては、一つの間違い構いが命取りになる世界で、これまでの常識を破ったことをするのは、相当な数の仮説検証とエビデンスが必要になるかと思います
でも誰かが、できないかもしれないけど、越えるべき価値がそこにはある、やらないと進歩しない、それをやる人が必ず必要であるという信念つまり「パッション」があるのかなと思いました。
さらにはその「大義」を世の中の人にアピールして、お金を出してくれる人や一緒に苦労してくれる「仲間」を作る、そう言ったことが大切かもしれないなあとおもいました
また、ベンチャー起業家の成功された方に聞いたら必ず返ってくる「諦めなかったから」ということも、実践されているのだなあと思いました
それはもしかすると、これまでの研究者として、一つ一つ課題をクリアしてきた、その経験と実績が裏付けとして身に付かれているのかなぁとも思いました
そしてその時にとても大事なマインドととして、失敗に対するマインドセットというのが、とても大切だということも教えて頂いた気がします。
哲学者の三木清さんの言われる、「失敗は人生の彩りである」という言葉にも通じる、むしろそれがあるから、次へのエネルギーにつながるマインドセットを持てるということが、イノベーターに必須なのだなあと改めて思いました
まとめると、
ブレイクザバイアス、諦めない、そして失敗をエネルギーにするマインドセット
越える価値があると思うのなら、決して諦めない
まさにイノベーターに必要な心構えを教えて頂いた気がしました
一言で言うと
越える価値があると思うなら諦めないノベーション
そんなことを思いました
参考: ブレイクスルー テレ東 2024/10/12 回復不能の心不全”を開胸手術なしで根治する新技術に挑む https://www.tv-tokyo.co.jp/breakthrough/
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