欲望を情熱に転換するノベーション(1190回)
哲学者の小川仁志さんから、フランスの哲学者ジャック・ラカンの欲望の捉え方に、考えさせられました
"そんなラカンによると、人間というのは欲望を持たざるを得ない存在です。しかも人間は言語によって物事を考える生き物であり、それゆえに言語で形成された世界の外側にあるものに気づくことができません。
車が欲しいとか服が欲しいとかいう時、車や服という言葉の外側には気づかないということです。
そしてラカンは、その外側にあるものこそが欲望の正体だというのです。いわば本当の欲望です。それはラカンの用語で「対象a」とも表現され、際限のない欲望の対象とでもいうべきものです。
先入観を取り払って、本当は自分は何を求めているのか、欲望のさらにその奥をのぞき込む必要があるのです。"
ここから私は思いました
1、欲望を深掘りする
2、仲間を掛け合わせる
3、情熱が見えてくる
欲望は、一言で言うと何かを手に入れたい、という気持ちですが、何故それを手に入れたいのか?と言うことを深掘りすることによって、欲望の正体がわかる、と言うお話はとても共感しました
試しに、私はスイーツが好きで止められないのですが笑、何故スイーツが好きかと考えてみると、何か食べた後に違う満足感が欲しい、その理由をさらに考えると、何かフラストレーションを解消してくれるんじゃないか的なところがある気がします
大体仕事が忙しくなればなるほど、スイーツの量は増えていき、体重も比例していくのですが、そこに一つの正体があるかもなあと、思いました
だとすると、そのフラストレーションを解消できるような方法が、他にもあれば、スイーツ無限地獄から抜け出すことができるのか?なのですが
なかなか1人では難しいなと思うところがあり、そこに仲間を掛け合わせることによって、自分1人じゃない戦いに持ち込むのも一つあるかなと思いました
例えば仕事が大変なところを手伝ってもらったり、もしかしたら、それをわかってもらうだけでも、フラストレーションは少し減るかもなと
そして仲間に分かち合えたら、そこから仲間と共に何か一緒に新しい価値を創っていくきっかけとかになると、さらにフラストレーションどころか、新しいワクワクになっていくみたいなこともあるかなと
もともとスイーツは好きなわけだから、その楽しみをみんなで分かち合う的なことも会ってもいいかもだし、そうしたら、それは、もはや、何かが欲しい欲望から始まったけど、何かを成し遂げたい、情熱に変わっていくこともあるかもなと思いました
実は
欲望は、欲しくてたまらない
情熱は、成し遂げたくてたまらない
なので、違いはあるんですけど、根っこは同じところにあるような気がするので、欲望の真の欲望を掘り下げて
そして、自分だけでなく仲間も入れて、解消の方向へ向かうと、それは情熱となって、新しい価値を生み出す大義を備えて、イノベーションにつながっていく
そんな流れも作れるのではないかなあと
そんなことを思いました
欲望を情熱に転換するノベーション
そんなことを話してます^ ^
参考:本: 「当たり前」を疑う100の方法 イノベーションが生まれる哲学思考 令和6年3月発行 著 者 小川仁志 発行所 株式会社幻冬舎
動画で見たい方はこちら
https://youtu.be/Hlh6SSTH7l4