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回復力ノベーション(1192回)

サイエンスライターの鈴木祐さんから、成功した科学者や起業家の特徴について、ノースウェスタン大学の研究について教えて頂きました

"研究チームは、まず米政府が科学者に出した助成金のデータ約77万件を過去30年にさかのぼって収集。

これに加えて、46年間におよぶベンチャー企業への投資データも処理し、IPOやM&Aなどの指標をもとに、起業の成功を予測するための数理モデルも作っています。"

とのことで、成功した科学者や企業だけに見られる3つの特徴は、以下の通り

1、"キャリアの初期に失敗を経験した者のほうが、後年により大きな成功"

2、"最初の失敗から2度めの失敗までのスパンが短い"

3、"失敗から学ぶ能力"

ここから私は思いました

1、Fast Fail

→哲学

2、リーン回転スピード

→仮説検証力

3、ピボット能力

→変化対応力 

失敗については、哲学者の三木清さんが、失敗は人生の彩りの一つ、と言うようなことを言っていた抱いてる話がとても好きなのですが

哲学的思想としてどんどん失敗できるマインドセットであることも重要と思います

また失敗はできるだけ早い方が成功者に到達出るとの話は、イノベーションでよく言われるFast Failを思い出しました。

つまり、ある意味、失敗を恐れずに挑戦すること、そしてそれを教訓に、進路変更をしていくことによって、よりゴールに早く到達できる、まさにそう言うことなのかと思いました

また、最初の失敗から2度目の失敗のスパンが短いというのは、立ち直りの速さとともに、次へのステップへの仮説構築力の、両方のスピードが高いことが一つの鍵かもしれないと思いました

リーンスタートアップでいうと、仮説と検証、学習のサイクルを、高速回転させることができるかと言うことかと思います

そして三つ目が、失敗から学ぶ能力ということは、失敗を踏み台にして、さらなるアップデートをすることができるかと言うことかと思います

これは、ある意味、次への鋭いピボットができるかと言うことなのかと思います

大企業の中では、一度会議などで決めたことを覆すのは大変ですが、それを許容する文化風土、仕掛けづくりが必要で、変化対応力があるのかどうかとあうことになるなあと、そんなことを思いました

これらを一言で言うと

できるだけ早く失敗して、そこからすぐに次の挑戦を、失敗を学習して行なっていく、この回転スピードが大切、回復力が大切なのかと

回復力ノベーション

そんなことを思わせて頂きました^ ^

参考:書籍: 運の方程式 チャンスを引き寄せ結果に結びつける科学的な方法 発行日 2023年2月14日 第1刷 著者 鈴木 祐 発行所 株式会社アスコム

動画で見たい方はこちら

https://youtu.be/bCwONkbWFKM