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隙間を発見するノベーション(1199回)

今をときめく新進気鋭の脚本家・演出家の加藤拓也さんのイノベータースピリッツに触れた気がして感動しました

曰く

"新しいものが生まれる瞬間って、やっぱりなんかこう、文化と文化の隙間からだったりすると思うんですよね

文化と文化を混ぜるとかじゃない、隙間を見ていきたいなと思ってます''

ここから私は思いました

1、広く知ること

→出会い、セレンディピティ

2、深く理解すること

→パッションのポートフォリオ、3シンキング

3、隙間を見つけること

→デフォルトモードネットワーク、ひらめき

シュンペーターいうところの、イノベーションは既存のアイディアの、掛け合わせ、新結合との話がありますが、実は掛け合わさずに、隙間を発見するということも、イノベーションとしてあるかもなあと思いました

もちろん、例えば、既存の文化に異種のものを掛け合わせることによって、さらに文化が変容を遂げていく、ということもあると思いますし、それこそが長らく続く文化の凄さだと思いますが

既存の文化を俯瞰してみたときに、国同士の違いやジャンルの違いを理解しながら、もっとこんなことがあっても良いのじゃないか、または、こんなことが実はありそうでないよね、みたいなことって、掛け合わせというよりは、隙間を見てるのかもしれないなと思いました

隙間を見つけるためには、知ること、が第一ステップとしては大切なのかなと思います。いまは、ネットやAIでより早く知ることができる素敵な時代だと思いますが、自らの興味を超えたセレンディピティな出会いをすることも、とても大事かと思いました

また、そこから、表層的なことだけではなく、なぜそれが発現し存在し、本質的な価値は何なのかまで掘り下げるために、ロジカル、ラテラル、クリティカルな3シンキングのような形で、できるだけ理解しようとすることが大切かなと思いました

そういう意味では、より深く知るためには、なによりも興味が持てないと厳しいかなとも思います。自らの情熱の源のどこかに触れるようなことがあれば、自然と深く深く潜れるかなとも思います

その上で、やばい、こんなところに隙間が開いてるのに、誰も気づいてないっぽい、という隙間発見の喜びと共に、新たな地平や未来が見えてしまうのが、もしかしたら、イノベーターかなと思いました

ここはひらめきが必要になるかもなので、そればっかりを考える時間を取るのではなく、デフォルトモードネットワークのように、全く違うこと、散歩やアートやエンタメなどに触れるみたいなことも、やはり大事になるよなと思いました

加藤さんは、番組で見た限りではありますが、自らとの対話を重視されているような、とても静かで普通の生活をされている、なんかそんなところが、普通の人には気づかないほどの繊細な隙間を見つけられているのかなあと勝手に思ってしまいました

イノベーションは、掛け合わせでもありますが

隙間発見でもある

改めてそんなことを教えて頂けた気がしました

隙間を発見するノベーション

そんな話をしています^ ^

参考:MBS 情熱大陸 2024年11月03日(日) 放送分

加藤拓也 脚本家・演出家Vol.1324 演劇と映像の垣根を越えて 名だたる俳優たちを魅了する30歳https://www.mbs.jp/jounetsu/2024/11_03.shtml

動画で見たい方はこちら

https://youtu.be/zNwMoPHOGRQ