「縁りて起こる」ノベーション(1200回)
歴史学者の水谷千秋さんから、釈迦の悟りの本質を教えて頂き、感動しました
曰く
"このとき釈迦が得た悟りを成道といいますが、果たして何を悟ったのか。
古い仏典はその内容を「縁起」であると言っています。縁起とは「縁りて起こる」。
これが在るとき、かれが在る。これが無ければ、かれは無い。
すなわち、この世にひとつとしてそれのみで存在しているものはない。あらゆるものが他に依存し、他との関わりによって相対的なものとして存在しているのだ、という意味です。"
ここから私は思いました
1、人の幸せの三要素
→健康、仲間、富(成功)
2、“反射する光”
→ "人は誰かと交流することによって初めて、他者
の存在に“反射する光”として自分を見つけるんです"by福島智東大教授
3、イノベータ3つのフレーム
→パッション、仲間、大義
釈迦の人生は手塚治虫さんのブッダがめちゃくちゃ好きで、今でも本棚の奥の方に全巻持ってるのですが、悟りを開いたときに何を悟ったのか?ということについて、改めて感動しました
「縁りて起こる」ということは、そこには自分以外の誰かがいるからこそ、自分がいるという意味では、仲間がとても大切な意味を持つのかなと思いました
以前、人の幸せの三要素という話を、樺沢紫苑さんや、ナヴァル・ラヴィカントさんなどから、健康、仲間、富(成功)と教わりましたが、ここでも仲間が一つの要素として挙げられてるなと
また、全盲ろうにして日本で初めて教授になられた東大のバリアフリー研究者の福島智教授が以前インタビューで言われていた
"人は誰かと交流することによって初めて、他者
の存在に“反射する光”として自分を見つけるんです"
との言葉も、仲間がいるからこそ、反射する光としての自分がいるというお話にも、とても通じるなとも思いました
さらに、私がいつも言っているイノベーター3つのフレームでも、パッション、仲間、大義、ということで、決して1人ではできないことも、仲間と共に分担することで乗り越えられる、という意味で仲間が重要とのお話をしてるのですが、ここでも繋がった感じがしました
確か、北欧の幸せ指数が高い理由は、様々なサークルやコミュニティに入ってるからということも要因の一つでは、との話も聞いたことがあります
栗山監督がWBCで、できるやつはやるな、と黒板に書いていたというお話しも、仲間を信じるというメッセージなのかなとも思います
そう考えると、健康も、富(成功)も大切だけど、ワンピースじゃないけど、仲間を作ったり、仲間に入ったり、一緒に何かやったり、薄くても濃くても繋がっていこうとすることや、繋がってるよということを伝えることが、とても大切なのかなと
「縁りて起こる」ノベーション
そんなことを思いました^ ^
参考:本: 教養の人類史 ヒトは何を考えてきたか? 2023年10月20日 発行 著者 水谷千秋 発行所 株式会社文藝春秋