揺るぎなき大きな志と、揺れまくれ小さな志ノベーション(1201回)
「日本資本主義の父」渋沢栄一さんの言葉に震えました。
曰く
"志を立てることは、人生という建築の骨組みであり、小さな志はその飾りなのだ。
だから最初にそれらの組み合わせをしっかり考えてかからないと、後日、せっかくの建築が
途中で壊れるようなことにもなりかねない。"
ここから私は思いました
自らの大義が必要
1、大きな志
→大義
2、小さな志
→やり方、課題とソリューション
3、ピボットしていい
→大義は外さずやり方は変えていく
イノベーション創発WGを実施する際には、まずは自らのパッションと仲間とともに、大義を何にするのかを発表する、ということをよくお話ししているのですが
ここで渋沢栄一さんが言われている、大きな志とは、まさに大義のことに相当するかもしれないなあと思いました。渋沢栄一さんからは、国を強くする、そういう大きな志があったとのことです
その屋台骨を軸として、どんなやり方で実現していくのか、それはある意味、それを実現する上での真の課題を特定し、そして解決策ソリューションを組み立てていく、それが小さな大義と言われているような気がしました
しかし、小さな大義は必ずしもひとつではないし、全てが成功するわけでもないので、飾りとしてつけたり外したりでもいいということかと。
つまりそれは、小さな志(大義)については、ピボットを繰り返しながら、大きな志(大義)を実現するために、挑戦し続けるのだとそんなことを言われているような気がしました
実際、渋沢栄一さんは、強い国を作る、という大きな志(大義)のもと、最初は政治家という小さい志(やり方)だったが、自分には政治家は向いてないと悟り、その後、民間の事業で強い国を作るという、小さな志(やり方)にピボットされたとのことでした
大切なのは、大きな志(大義)を、揺るぎなきものとして、設定する
そして、それを実現するために、真の課題から小さな志(やり方)を産んで、ピボットしながら様々な挑戦をすること
渋沢栄一さんが、480もの企業設立をされたのは、日本を強くする、その大きな大義のために、小さなやり方として480もの挑戦をされた
そういうことなのかもしれないなと、そんなことを思いました
揺るぎなき大きな志と、揺れまくれ小さな志ノベーション
そんなことを思いました^ ^
参考:NHK 100de名著 渋沢栄一 2021年4月5日放送
動画で見たい方はこちら
https://youtu.be/FqYvC_VAwk0