立命館大学大学院先端総合学術研究科教授の千葉雅也さんからの芸術の本質に震えました!
曰く
"芸術とは、それを作る人の「どうしようもなさ」を表すものだと思います。何らかの反復です。それが芸術の深く、プライベートな本質です。"
"人間は社会的な存在なので、そのプライベートなどうしようもなさと、公的なこうあるべきという規範との衝突が起きることがある。"
"そうなってしまうあり方と、公的な「べき」との間に葛藤が生じる。"
ここから私は思いました
1、「どうしようもなさ」
→パッションの爆発
2、公的なこうあるべきとの衝突
→問題提起
3、みる人の解釈
→新たな創発
この芸術家の「どうしようもなさ」という言葉に震えました。まさに自ら何かをコントロールしようと思ってやるのではなく、うち粗溢れて仕方のないものに従うのみというところは
まさに、いつも私がお話ししている、情熱の源、そのものの爆発なのだなと、それを端的に表現している言葉だなとつくづく思いました
そしてそれは、だからこそ、社会の規範や公の枠にはまることなく、大らかに表現されているため、ともすれば、公的なこうあるべきとの衝突を起こすのこともあるだろうなと思います
でもそれは、決して、衝突を起こそうとして起こしているわけではなく、必然的に起こってしまっていることということも大切な気がしました
特に、情熱の源の、成長・脱出パッションから始まったものは、かなりのパワーを持って、衝突を引き起こす可能性が高いかもなと思いました
そしてその衝突こそが、芸術における問題提起となって、あらゆる人の胸に突き刺さるのだなと思いました
だからこそ、最後は、それを見た人が、自らの価値観と照らし合わせて、さらにその衝突を掛け合わせていく、そこに新たなイノベーションが生まれる、そんなことなのかもしれないなと思いました
芸術は「どうしようもなさ」から始まるノベーション
そんなことを思いました^ ^
参考:本: センスの哲学 二〇二四年四月十日 第一刷発行 著者 千葉雅也 発行所 株式会社 文藝春秋]
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