祇園町の吹きガラスショップPONTEのガラス作家の佐藤聡さんの言葉に、京都の凄さを教えて頂いた気がしました
曰く
"周りが全てこう教えてくれるみたいなところがあるんで、そこがいちばん「ここでやっいてよかったな」って思うところで
もちろんお料理もそうだし、ガラスだけじゃない陶器の器もあるし、建築もあるし、そこに飾られてる絵もあるし
そこにみんなこう、なんていうのかなこう、京都ならではの目が入ってるというか視点があるというか
伝統と視点というその二つがあるというのがやっぱり、一番ここでやっていて良いことだなと"
ここから私は伝統の力の源を思いました
1、場所の声
環境、風土、人
2、時間の声
歴史
3、マーケットの声
周りに教えてもらう
素晴らしい伝統工芸品を創作されている佐藤さんですが、周りが全て教えてくれる、とのお話にめちゃくちゃ感動をしてしまいました
お話の中から、工芸品だけではなくて、京都の祇園という場所における料理や陶器や建築や絵や、全ての環境を感じることが、創作の源に入ってるのかなと思いました
さらには、京都ならではの視点というのは、長い歴史の積み重ねがあって、京都祇園ならではのメジャメントが出来上がっていて、その視点に合うか合わないかということが、佐藤さんのパッションとも相まって、オリジナリティになってるのかなとも思いました
そして、最後は、今この時の視点として、今のマーケットに合っているのかどうか、それをお客様とのフルオーダーの中で何度も試行錯誤をして、フィットさせることをされているのかと思いました
それによって、きっと、京都祇園の工芸品は、太刀川さんの進化思考のように、進化と適応を繰り返すことで、伝統を引き継ぎながら、どんどん進化している、だからこそ、何百年もの伝統が続いているのかと思いました
つまり、伝統は、場所の声、時間の声、自らのパッションでオリジナリティを創り、マーケットの声を聴くことで、進化してフィットさせていく
伝統は、場所の声、時間の声、マーケットの声を聴くノベーション
そんなことを思いました^ ^
参考:NHK 京都極上モノ紀行 ガラス工芸編 2024/8/16
参考: 吹きガラスのショップ「PONTE」http://ponte-kyoto.com