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逆境は役割分担であるノベーション(1303回)

渋沢栄一さんの、逆境への考え方に、勇気を頂きました

"逆境に立たされた場合、どんな人でもまず、「自己の本分(自分に与えられた社会のなかでの役割分担)」だと覚悟を決めるのが唯一の策ではないか。

(略)"

"「どんなに頭を悩ませても結局、天命(神から与えられた運命)であるから仕方がない」とあきらめがつくならば、どんなに対処しがたい逆境にいても、心は平静さを保つことができるに違いない。"

ここから私は思いました

1、良き暮らしや社会を作る大義

2、アドラーの共同体感覚

3、ヴィクトールフランクルの今そこにある意味

日々の暮らしの中で、逆境は各々の人々によって小さなものから大きなものまで必ず訪れるものだと思います。そんな時に、この渋沢栄一さんの考え方はとても勇気をもらえるものだなと思いました

こう思えるためには、自分なりの大義として、日々良い暮らしを作ることを、人知れずでも意識してやっている、というようなことが、覚悟を決めてくれるような気がしました

それは身近な人たちの幸せのためだったり、社会に役立つ何かの仕組みだったり、そんな大義が自分の中に意識されていることが大切な気がしました

そしてそれは、自分1人だけでやってることではなくて、社会全体をより良くしようと思う人たちの、仲間の一部として、実は自分はいるというような、アドラーの共同体感覚のようなものが意識できるかなと思いました

その上で、その一員として、自分自身に訪れている何らかの逆境は、何らかの役割分担としての意味が必ずあるのではないかと、思うことができるのかも知れないなと思いました

それは、夜と霧、のヴィクトール・フランクルのように、何のために生きるかではなく、いまそこにある人生の意味を理解しようとする、そんなことにも通じるかも知れないなと思いました

その上で、逆境は、自分に与えられた役割分担である、との考え方は

みんなが良き社会を作ろうとしている大義のもとで、その中の一員として分業をしている自分として、今回の自分の役割分担として逆境を引き受ける

そんなことを意識できると、その逆境を乗り越えることこそが、皆で良き社会を作る一員としてのミッションと思えば、何か1人ではない、そして乗り越える勇気をもらえる、そんな気がいたしました

逆境は役割分担であるノベーション

そんなことを思いました^ ^

参考:NHK 100de名著 渋沢栄一 2021年4月5日放送

動画で観たい方はこちら

https://youtu.be/TH255CfISgw