最も大好きなミュージシャンの一つのYMOの結成の秘密に鳥肌が立ちました
"たとえば日本を代表する音楽グループ、イエロー・マジック・オーケストラ、省略してYMOは、一枚の組み合わせを提示するメモから生まれたことをご存じだろうか。
リーダーの細野晴臣が坂本龍一、高橋幸宏に声をかけて始まったこのグループの誕生時に、細野は次のようなコンセプトをメモに書いて2人に示したという。
「マーティン・デニーの『ファイアー・クラッカー』をシンセサイザーを使用したエレクトリック・チャンキー・ディスコとしてアレンジし、シングルを世界で400万枚売る」と。"
ここから私は思いました
1、音楽的に離れたものの掛け合わせ
→西洋×オリエンタル×ディスコ
2、異分野との掛け合わせ
→ブラックお笑い×クールな音楽:スネークマンショー
3、パッションの化学反応
→サスティナブルな大義
中学時代にラジオから流れてきたYMOの東風に、身震いするほどの衝撃を受け、そしてそれが日本人の音楽ということに、さらなる感動をしたことをアリアリと覚えています
シュンペーターがいうところの、イノベーションは、既存の掛け合わせから生まれる、さらには、その掛け合わせは、離れてれば離れてるほど、面白いと言うことを、コンセプトとして、やられていたんだなということを、今回初めて知りました
当時は、洋楽にどっぷりハマっていた私ですが、そこに、まさにオリエンタルな、かつ、民族音楽ではない西洋音楽で、さらに、踊れるディスコティックだったということ、その掛け算に震えがきてたのかと、今になって理解できるなあと思いました
その後、私の心掴んで話さなかったのは、スネークマンショーと言う、ブラックなお笑いがあって、めっちゃかっこいい音楽がある、と言う、このブラックお笑い×クールな音楽、と言う掛け合わせに、またしても、ノックアウトされてました
そして、それらを形作っていたのは、めちゃくちゃとんがったパッションを持っている3人の仲間があつまり、分業というよりは、化学反応を起こし、そしてサスティナブルに売れることを目指す、と言う大義が、まさにイノベーター3つのフレームに合致してたのかもしれないかなあと思いました
イノベーター3つのフレームにおける、パッションは大体1人からはじまり、そして仲間では1人ではできないことを分業するのですが
YMOは各々の溢れるパッションが集まり、分業よりも化学反応というところが、並のイノベーターとはちがう、ポイントかもしれないなあと、改めて思いました
イノベーションは、掛け合わせと言いますが、コンセプトだけではなく、強烈なパッションがかけ合わされば、化学反応となり、凄まじいイノベーションが炸裂する
パッション掛け合わせによる化学反応ノベーション
そんな気がしました
そんな話をしています^ ^
参考:本: インプット・ルーティン 天才はいない。天才になる習慣があるだけだ。 2024年6月4日 プリント版第1刷発行 2024年6月4日 電子版発行 著者—菅付雅信 発行所—ダイヤモンド社