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非ディスラプティブな市場を創発するための、二つの方法、見過ごされている課題、新たに出現した課題のうち、見過ごされている課題に、アジェンダシェイパーを感じました

"このように、非ディスラプティブな市場は往々にして、生活様式や人生の現実として当然視されてきた既存の課題を、新たな事業機会に変えることによって創出される。"

"バングラデシュでは何十年ものあいだ、国民の大多数が1日数ドルで生活しており、例外なく信用力を持たないと見なされていた。意図しない結果として貧困が蔓延していた。そこにムハマド・ユヌスが現れて、かねてから放置されていたこの問題に市場ソリューションで対処しようと立ち上がった。"

"肝心なのは、あなたの組織の規模と志、そして情熱の向かう先である。"

ここから私は思いました

1、当たり前の痛み

2、Why not yet

3、立ち上がるパッション

山口周さんの言われるアジェンダシエィパーのように、目に見えている課題はすでにソリューション化されている現代においては

実は、とても大きな痛みがあるのに、それは仕方がないこと、どうしようもないこと、前から決められてること、手を出してはいけないことなどと、当たり前の痛みとして、見て見ぬ振りをしてる課題が、たくさんあるのだと思います

そこに、なぜ今でもそのままなのか?という、Whynot yetを素直に感じて、言葉に出して言えるのかどうか、そこが、非ディスラプティブ市場を創発する上で、とても大事だと思いました

そしてそれに向かうためには、世の中の当たり前バイアスや、サンクチュアリやタブーへの挑戦、場合によっては偏見や中傷などに、立ち向かわなければならないこともたくさんあると思います

だからこそ、これまで、そのままにされていた訳なので、そこには見えていないトレードオフを探すということにもつながると思います

そして、それを突き破るのは、そこに立ち上がるパッションがあることが、大前提なのだろうなと感じました

成功するかどうかは、全くわからないけれども、間違いなく大きなペインがそこにあると分かったならば、まずは飛び込んでみる、そのうちにWhy not yetがわかってきて

分かっただけでは、解決できないけど、まずはそれが第一歩。その上で、さまざまな試行錯誤をしながら、あきらめずに、立ち向かっていく、それが、これからの非ディスラプティブな市場を作っていく、イノベーターだと思いました

既存の市場を駆逐しない、非ディスラプティブな創造による市場は、これまでにない新しい価値を創発する、まさにイノベーティブな方向性だなと

かつきっとたくさんの人たちを巻き込むことができる、極めてオープンイノベーションな活動にも結びつけやすい、そんなアクティビティにもなると思いました

非ディスラプティブな創造は当たり前のペインを駆逐するノベーション

そんなことを思いました^ ^

参考:本: 破壊なき市場創造の時代 —これからのイノベーションを実現する 2024年10月1日 プリント版第1刷発行 著 者—W・チャン・キム/レネ・モボルニュ 訳者—有賀裕子 発行所—ダイヤモンド社