"ヒンドゥー教には、ヴィシュヌ、シヴァ、ブラフマーという三大神が存在する。ヴィシュヌは「維持」、シヴァは「破壊」、ブラフマーは「創造」の神である。ヒンドゥー教でよく知られたこの三大神が、実はビジネスの繁栄維持にも応用できる。"
"ヒンドゥー哲学によると、「創造-維持-破壊」とは、始まりも終わりもなく、延々と続くサイクルだ"
ここから私は思いました
1、両利きの経営
2、PPM
3、「破壊」神シヴァ
イノベーションには、3つの箱「維持」「破壊」「創造」が必要であるという話に、目から鱗が落ちる思いでした。
オライリーさんの、両利きの経営では、探索と深化の両方が必要というお話があり、また太刀川さんの、進化思考では、進化と適応があるというお話がありましたが
3つの箱では、破壊という積極的なアクティビティも、大切であるということに、改めて気付かされました
コンサルティングファームBCGの、めちゃくちゃ有名な事業分析フレームとして、PPM分析がありますが、ここでは、花形と金のなる木が「維持」、問題児が「創造」、そして、負け犬が「破壊」に該当するのかもしれないとも思いました
私はイノベーション創発を主にやってることが多かったので、この「破壊」ということがとても抵抗感がありました
自らが立ち上げたプロジェクトは、言ってみれば子供のようなもので、まだピボットできる、ここから化ける可能性があるなどと、さまざまな手段を講じて生き延び策を考えていましたが
経営側としては、英断の「破壊」は避けて通れないのかもしれないなあと、改めて思いました
イノベーションプロジェクトにおいては、「破壊」の基準をあらかじめ作っておくことが、とても大切で、撤退基準として、必ず制定するのが大事だと思います。それもさまざまな解釈でなんとかしようとするのですが笑
この3つの箱は、企業経営だけじゃなくて、人生においても、そのまま役に立つフレームだなとも思います。
その中でも、私は「破壊」は、苦手で、なんだかんだで捨てられない泣、でもそれをやっていかないとグッドサイクルは回らないのだ、ということも、改めて認識させていただきました
というとで、改めて
「破壊」神シヴァはイノベーションには欠かせないのだと
「破壊」神シヴァノベーション
そんなことを思いました^ ^
参考:本: イノベーション創造戦略—組織の未来を創り出す「三つの箱の解決法」 2021年9月14日 プリント版第1刷発行 著者—ビジャイ・ゴビンダラジャン 監訳者—葉田順治 訳者—竹林正子 発行所—ダイヤモンド社