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カリフォルニア大学バークレー校ゴールドマン公共政策大学院教授のロバート・B・ライシュさんのコモングッドの考え方に、思いを巡らせました

"「コモングッド」とは、同じ社会の一員として連帯する市民が、互いにどんな義務を負っているかを示す共有価値である。それは、私たちが自発的にそれに従おうとするような規範であり、また、私たちが成就させたいと願う理想でもある。"

"「コモングッド」を取り戻せるかどうかは、信頼に基づいた新しいリーダーシップの倫理を確立できるかどうか、適切に名誉を与え恥を知らしめることができるか、「真実」の追求を刷新できるか、私たちやその子どもたちに対して、市民が互いに負う義務についての市民教育を徹底できるか、といったことにもかかっている。"

ここから私は思いました

1、本とペン by   マララ

2、成功はカスに過ぎない by  渋沢栄一

3、道徳的進歩への対話 by   マルクスガブリエル

954回に放送した、マララ・ユフザイさんのお話を思い出しました。紛争地域から駆けつけた国連総会で、彼女がお話ししたのは、とにかく、本とペンを紛争地域の子供達に送って欲しい、と言うものだったと言うお話しなのですが

シンプルでお金はほとんどかからないけども、それほど、本とペンの力は強いと言う事を、改めて認識させて頂きました。

自らの地域における、コモングッドだけでなく、あらゆる地域における考え方を知って、それを考えると言う行為、それがどれほど大切かを教えて頂きました

また、1302回にお話しした、渋沢栄一さんの、成功はカスに過ぎない、の回では、どれだけ社会に尽くしたか、そしてどれほどの効果をもたらしたのか? それこそが問われるべきである、と言うお話しでした

これは、コモングッドをひとり1人が作り上げる大切さを教えてくれてる気がしました。ある意味、主張をするだけではなく、仕組みとして、一人ひとりが作り上げていこう、そんなことを教えて頂いた気がします

そして最後に、1201回に話した、マルクスガブリエルさんの倫理資本主義では、道徳的進歩をするためには、対話が必要とのお話をおもいだしました

そう言う意味では、ほんとうに本とペンから始まったコモングッドのパッションは、仲間や外の世界の人たちとも対話しながら、コモングッドを作っていく仕組み作りを大義として行なっていく

イノベーション3つのフレームで語る子どう言うことになるのかもそれないなあと、そんな事を思いました

最終的には

コモングッドの仕組みを作るノベーション

そんな事を目指してみたいなと思いました

参考:本: コモングッド  暴走する資本主義社会で倫理を語る 電子版発行日 2024年10月29日 Ver. 1.0  著者 ロバート・B・ライシュ 訳者 雨宮 寛/今井章子 発行所 東洋経済新報社