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レーシングドライバーの佐藤琢磨さんから、異国のチームでどうやって上手くやっていくのか、その究極のソリューションに感動しました

曰く

"その中に入った時に、彼らには彼らのやり方ってのがあるので、まずはそれを受け入れる。で、彼らのやり方が違うかなって思っても、これは自分にとって、チャンスだと思って"

"だから、自分が大事にしてるカードってのは、常に持っておく、ポケットの中に入れておいて、まずは彼らのをやってみるんですよ"

"で、全部やり尽くして、ま、大抵うまくいかないです。そこで初めて自分のカードを出す。これはどうですかね?みたいな。"

"そうやっていくと、人間関係も上手くいくし、結果としていろんな事を経験することができるので、更に自分の引き出しが増えて、もう一回挑戦することができると、そんな風に進めたらいいなと自分の中で思ってやってきました"

ここから私は思いました

1、まずは傾聴、無知の知

2、自分のカードはポケットに

3、ワントゥワン、オープンイノベーション、紛争、対話の基本 

佐藤琢磨さんが、海外のチームにどうやって溶け込んでいったのか、ということにめちゃくちゃ感動しました。メンバーと泊まり、食を共にしていく中で、赤ん坊が何を言いたいかわかるレベルにまで、なっていくコミュニケーションのチャレンジにもとても感動しました

そして、上記の言葉からは、さらに全く異国の風土習慣のチームに、仕事として、どうやってコミュニケーションを取るのかについて、金言を頂いた気がいたしました。

一つ思ったのは、まずは、相手の話を聞いて、さらには乗っかっていくということ。自らは全く理解できなくとも、もしかしたら、自分が気づいてないことなのかもしれない。

これはソクラテスの有名だけれどもなかなかできない、無知の知、のように、謙虚な心でまずは相手のお話を傾聴する、これがまずは大事ということに改めて気付かされました

ともすると、海外では自己主張が大切、みたいな話もありますが、お互いのリスペクトがあって初めて成り立つというのは、どこの世界でも同じな気がしました

でも聴くばかりではいけない、という点がとても大事な気がしました。それは、あくまでも、先方のリスペクトであって、自らの主張を捨てるということではないと

自分の主張は、ある意味戦略的に、ポケットの中に忍ばせておいて、然るべきタイミングでは、出せる状態で、虎視眈々と機会を狙ってる、というのが、あることがとても重要な気がしました

もちろん、先方のアイデアが優れていて、全く気づかない観点だけど、めちゃくちゃいいじゃん、ということならば、それは自らの勉強になる、渡欧スタンスがありながらということが大切かと思いました

きっとこの姿勢ややり方は、すべての対話における基本となるソリューションなのかなとも思いました

家庭内における妻と夫の会話、企業内における上司と部下のOne 2  One、オープンイノベーションにおけるベンチャーと大企業、紛争地域における調整、全てにおいて、この基本形をお互いが分かった上で話をするというのが、実は幸せを作る大きなソリューションなのかもしれない

そんな事を思いました

自分のカードはポケットにノベーション

そんな話をしています^ ^

参考:NHKアカデミア 佐藤琢磨(後編) 初回放送日:2024年12月4日 https://www.nhk.jp/p/ts/XW1RWRY45R/episode/te/LWZG3R2QJG/