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カリフォルニア工科大学教授で米国科学アカデミー会員のデイヴィッド・アンダーソンさんが、カリフォルニア工科大学の同僚ラルフ・アドルフスさんと一緒に見つけた、情動の働きに驚愕でした

曰く

"アンダーソンらは一連の巧妙な実験によって、ショウジョウバエもさまざまな状況のもとで単に反射的に反応するのではなく、誘意性・持続性・一般適用性・強度適応性・自動性によって特徴づけられる情動状態に基づいて反応することを実証したのだ。"

"しかし感情神経科学はそれとは違い、情動はありがたい贈り物であると教えてくれる。素早く効率的に周囲の環境を把握して、必要に応じて反応するのに役立つ。理性的思考への入力となって、多くの場合、より良い決断を導く。また、他者と関係を築いて意思を伝え合うのに役立つ。"

ここから私は思いました

1、全ての生物に単純な反応から解き放つ贈り物

2、情熱の源の源として自らの情動を知ることが大事

3、その上でのファストアンドスロー

全ての生物に感情があって情動が起こる、ということには、驚愕のお話だなあと思いました

ということは、感情は人間だけにあるのではなく、生きとし生けるものにあるのかめしれないなと。そしてそれは、生物が生き残るための戦略的な機能として、進化してきたものなのかもしれない、そんなことを思いました

だとすると、私がいつもお話ししている、情熱の源というのは、その情動を入力装置として、さらにそこに自らの意思のようなものがかけ合わさってできてるのかもしれないなと

ということは、自らの情熱の源を知ることと共に、自らの情熱の源の源である、情動の源も、自ら知る必要があるということになるなと思いました

ある事柄が起きた時に、どんな気持ちが湧き上がって、どんな行動をしてしまうのか、それを知ることが、大切で、その中でも、自分が望ましい、自分がそちらへ行きたい、とどうしようもなく思う感情、これが情熱の源なのかもしれないなと思いました

それを自ら知ることによって、さらにその先の、ファストアンドスローにおける、すぐに判断するシステム1からの、いやいやもう少し論理的に整理してから答えを出そうとするシステム2なのか

これは人の最終的な判断のプロセスまで繋がる話だなあと、そんなことを思いました

まとめていうと

全ての生物に情熱の源の源があるノベーション

そんなことを思いました

参考:本:「感情」は最強の武器である  「情動的知能」という生存戦略  電子版発行日 2023年6月27日 Ver. 1.0 著者 レナード・ムロディナウ  訳者 水谷淳  発行所 東洋経済新報社