精神科医の安克昌さんの、精神的に大変なことがあった方への、復活までの道のりに、感動しました
曰く
"あくまでその人の自発性というものを損なわないようにするのです。
これはどういう意味があるかというと、外傷体験を受けること自体が非常に受け身的な体験ですよね。
自分の運命をコントロールできない、できなかったという体験です。
ですから、自分のコントロール感を取り戻してもらう、自分にできることがまだたくさんあると気づいてもらうことがとても大事です
そのように力つけることがエンパワメント(empowerment)ということです。(中略)
外傷体験を乗り越えるのではなく、抱える強さを取り戻してもらうということでもあります"
ここから私は思いました
1、人の幸せの三要素
健康、仲間、富または自己選択感
2、仲間が鍵
安全な場所、待ち続ける、ただ聞いてくれる
3、パッションを取り戻すまで
自分でコントロールできる感、情熱の源を思い出す
震災などで精神的に大変なことがあった方への、心のケアとして、自らのコントロール感を取り戻してもらうことが大事なこと、とのことにとても勉強させて頂きました
震災だけでなく、会社の活動やまさにイノベーション活動においても、何度も失敗をして、立ち直れないかもしれない、と言う状態に陥ることがあるかと思いますし、メンタルヘルスやウェルビーイングも、身近な話になってきており、この考えは、様々な人の役に立つことができるなあと思いました
人の幸せの三要素として、健康、仲間、富(成功)があるとのお話を、樺沢紫苑さんや、ナディアさんから伺った話を、この放送でもさせて頂いておりますが
心の健康が難しくなった場合に、富や成功も大事だと思いますが、仲間とどのような関係を持てるかと言うところが、とても大事なことかもしれないと思いました
また神戸大学の先生の研究によると、幸せの三要素の、富(成功)の部分に、自らが選択できる環境からと言うことがあったと言う研究もあり、それに基づくと、本当に最後は、仲間が重要な要素になると感じました
安さんの話によると、その、仲間としてのあり方が、とても大事なのかもしれないと思いました。つまり、友達や会社の方がそのような状態になったときに
一つは安全な場所を確保してあげられるか?
そして、そこに自らの意思でお話に来ることを、待ってあげることができるか?
と言うことが大きなポイントになると言うことなのかと思いました。
あくまでも自らの意思で、お話をしに来るということが、とても大切なのだと。待つと言うのはとても難しいですが、そう言う場所があるし、ずっと待ってると言うメッセージを伝えてあげることが大切なのかと、そんな風に思いました
当人からすると、大変な時期には、きっとそこに自ら行くことさえかなわない、そんな状態であることもたくさんあると思いますので、仲間としての周りが、無理強いせずに、待っててあげるということが、大切なのだなと、そんな風に思いました。
そこから、お話ができるようになったら、少しずつ仲間として、ただお話を聞いてあげることから、始まるのかなと思いました
もちろんメンタルケアの専門家がいらっしゃるのであれば、まずは気軽にいってみる、と言うことも大事だと思います
専門家に頼るだけでなく、まずは仲間がそう言うことを、知識としてお互いに認識していて、そして、お互いに意識し合うような、そんな仲間作りが日々できていたらいいのかもしれないなあと
そしてもし、少しでも自分のコントロール感が、高まってきたら、これまでの自らの情熱の源って、改めて今思うのは、なんだろう?、と言うことも考えていけるステップになるかなあと
さらには、その先には、きっと新たな情熱の源が、新たな自分として生まれると言うことでもあると
エンパワメントは、自らが自分のコントロール感を取り戻すこと
そこには仲間がかかせない
そんなことを思いました
参考: 100分de名著 安克昌“心の傷を癒すというこど”(3) 2025/1/20(月)PM10:25~PM10:50 NHKEテレ東京 https://www.nhk.jp/p/meicho/ts/XZGWLG117Y/episode/te/MX8PK9KZPG/
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