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米国大リーグの殿堂入りをされたイチローさんに感動し、心から拍手を贈りたいと思いました。

そのイチローさんがニューヨークヤンキースへ移籍した頃に、神戸の飲み屋で出会った皆様と野球の練習をされていた時のお話しに、グッときました

"今一人じゃ無理だね

だから、人に迷惑かけちゃいけないって、思いがちなんだけど、人って

迷惑かけます、ぼくは

かけなきゃ生きていけないし

人に迷惑をかけないで生きてくなんて、無理

だから思いっきり迷惑もかけるし、だけど僕ができることで思いっきり返したいと、そんな感じですよね"

ここから私は思いました

1、''仲間"の大切さ

2、本当の自己責任

3、頼ると言う贈与

イチローさんは、あまり人が言おうとしない、本当の気持ちをズバッと言われるので、凄いなあといつも思うのですが、ほかの今回の言葉もめちゃくちゃ芯を食った話だなあと思いました

いつも、イノベーター3つのフレームとして、パッション、仲間、大義の話をしていますが、今回のお話は、その中でも、特に"仲間"の大切さを押してくれてる気がしました

イノベーションでは、一人ではできないことを、仲間とともに実現していく意味で、仲間と使ってますが、イノベーターの孤独をサポートする上での、仲間というのも、重要だなあと改めて思いました

イチローさんが言われる通り、自己責任論でいくと、自分の責任でやるべし、人に頼るのはよろしくない、と言われる節もありますが、本当に自己責任を果たすために、仲間が必要であり、そのために仲間を頼るというのは、実はとても大事なことだと思います

以前、哲学者の戸谷洋志さんの"弱い責任"の話をしましたが(責任を果たすには頼るノベーション(1311回)https://youtu.be/q2cFHq1hLjQ

自らの責任を果たすために、自分一人でできない、と思ったら、遠慮なく誰かを頼る、それによって、自分の責任を果たす、ということこそ、本当の意味での、自己責任ではないか、とまで思いました

そして、たとえば、イチローさんに、頼られた方の気持ちを考えてみると、あのイチローさんが困ってるなら、喜んで助けますよ!という気持ちになるよなあと、そんなことも思いました

もちろん、それによってイチローさんが、大活躍してくれれば、めちゃくちゃ嬉しいと思いますが、それがもし、うまくいかなかったとしても、その気持ちは変わらない気がします

もっというと、イチローさんのような有名人ではなくても、誰かが自分を頼ってきて場合、それだけで嬉しい気持ちが、自分だったら生まれるなあとも思いました

それは、実は、頼られた時点で、実は、お返しをもらっている、そんな気がしてしまいます。

ペイフォワードというのは、なにかいいことをされたら、恩返しを恩送りとして誰かにするということですが

それもあるけれども、実は、頼られた時点で、そのお返しをもらってる、と考えれば、頼ること自体が、贈り物にもなってる気がするので

どんどんみんながみんなを頼るという、イチローさんの言葉でいけば、迷惑をかける、そんな贈り物をしあう世界、というのも、もしかしたら、素敵なのかもしれないなと

そんなことを思いました

人を頼る贈り物ノベーション

そんな話をしています^ ^

参考: NHKスペシャル 選「イチロー、最後の闘

い」2025/1/23 (*) AM 0:57~AM 1:47 https://www.nhk.jp/p/special/ts/2NY2QQLPM3/episode/te/Y3L93L9951/

動画で見たい方はこちら

https://youtu.be/YkbMPULkib4