Listen

Description

大好きなスタジオジブリの映画「ゲド戦記」から、主人公の女の子のテルーが、殻に閉じこもって抜け出せない男の子のアレンにお話しした言葉に、震えました

曰く

"命は自分のためだけのもの?

私はテナーに生かされた。だから生きなきゃいけない。

生きて次の誰かに命を引き継ぐんだわ。"

ここから私は思いました

1、自己超越の欲求 マズロー

→個人的欲求を超える大義

2、共同体感覚 アドラー

→ 依存する仲間へのペイフォワード

3、後世への最大遺物 内村鑑三

→命を繋ぐパッション

"命は自分のためだけのもの?"という問いには、ガツンと頭を殴られました。命は自分の原動力だし、源だし、自分のためにある、というのは基本的な大原則のように考えていましたが、目から鱗が落ちる思いでした

マズローの欲求のご段階の1番上は、自己実現ですが、さらにその上に6つ目の、自己超越の欲求がある、ということを思い出しました。

イノベーションの世界においても、自分自身の欲求のパッションから始まって、その後、仲間や、社会の価値となる大義へ到達する、それによって、たくさんの人々が使ってもらえるものになる、というのは、ある意味、自己超越の欲求を満たすこと、それはすなわち大義、を実現することにも繋がるのかなと思いました

また、"私はテナーに生かされた"の言葉には、他者の存在や支えを認識することの重要性が込められていると思いました。

アドラーさんの共同体感覚のように、自分自身は1人ではなく、仲間としての、共同体の中の1人であり、デュルケームさんの社会分業論のように、依存し合う存在である中で、恩を受けたりそれをペイフォワードしたり、命はそういう存在だと言ってる気がしました

そういう存在の、仲間であるからこそ、コラボレーションによって、さらに大きな夢を実現できるイノベーションにも繋がると。

そして、"生きて次の誰かに命を引き継ぐんだわ。"の言葉からは、内村鑑三さんの後世への最大遺物のお話を思い出しました。

思想、金、ビジネス、そして生き様を後世へ遺せるかということは常に自分も意識してしまいますが、命自体を繋いでいくことが、実は後世への最大遺物なのかもしれないと、自分の命がある理由として、それを捉えているということにも感動しました

人間の遺伝子に組み込まれた、根源的なパッションの源として、それは、きっとあるのかもしれないなあと、思いました

命を繋ぐ根源的なパッション、共同体感覚としての仲間へのペイフォワード、自己超越としての大義、イノベーター3つのフレームにも通じる、イノベーティブな人生の捉え方を教えて頂いた気がしました

命は自分のためだけのものじゃないノベーション

そんなことを教えて頂きました^ ^

参考:映画:金曜ロードショー「ゲド戦記」スタジオジブリ作品。本編ノーカット 2025/3/7/日本テレビ  原作 アーシュラ・K. ル=グウィン 原案 宮﨑 駿 脚本 宮崎吾朗 ⋅ 丹羽圭子 監督 宮崎吾朗プロデューサー 鈴木敏夫 主演:手嶌葵、岡田准一ほか 配給:東宝 2006年7月29日公開 https://www.ghibli.jp/ged/

動画で見たい方はこちら

https://youtu.be/o6RgiIiuMe0