早稲田大学大学院経営管理研究科教授の淺羽茂さんからの言葉に共感させて頂きました
曰く
"このように、トレードオフ関係にある価値に直面した場合、その関係を固定的なものと見るのではなく、3つめの価値を探すことが、二兎戦略につながるかもしれない。
視点を変えることによって3つめの価値が見つかれば、3つめの価値をあきらめることによって、あるいは価値のグルーピングを変えることによって、トレードオフ関係にあると思われていた2つの価値がトレードオン関係に変わるかもしれない。
そうすれば、二兎戦略を実現できるのである。"
ここから私は思いました
1.トレードオフを固定的と考えない
→ 実はレンマは無数
2.第三の価値の発見
→ 改めてレンマの洗い出し
3.価値のグルーピングの変革
→ 改めてレンマの優先を決める
ここには、イノベーター的発想がまさに含まれてると思いました。それは、先入観というバイアスに縛られずに、トレードオフを固定的に考えないという発想の転換です。
Why not yetをイノベーション創発には繰り返せという話もありますが、永遠の課題と言われているものが、実はトレードオフがあって、それを前提にいろんなことを考えてるということがあると思います
これを、本当にそれって両方同時に解決できないんだっけという、ある意味、バカじゃないの言われる発想を持つことが大事だなとつくづく思いました
実は、トレードオフは、二つのレンマ、つまりジレンマになるわけですが、さらなるレンマを探すということが、実は鍵になると思います
世の中は、複雑なので、実は、トリレンマ、クワトロレンマになっている事柄があって、それらが複雑に絡み合ってると言えことを、まずは、洗い出してみることから始めるのが、良いかと思います
その上で、改めて、価値のグルーピングをしてみて、そのレンマの優先順位を決めていく、それによって、自分たちが1番実現したいことを、他のレンマを諦めることによって実現していくことができると、思いました
私はこれをよく、ワークショップで、トレードオフオプションと呼んで、とにかくたくさん作ってみようと、やってみると、意外と新しい道筋が見えてくる、そんな経験をなん度もしていますので、とても共感させて頂きました
一言で言うと
二兎を追うためにはレンマを探すノベーション
そんなことを思いました^ ^
参考:本: 二兎を追う経営 トレードオフからの脱却 電子書籍データ作成日 2024年12月2日 第1版 著者 淺羽茂 発行 株式会社日経BP
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