米津玄師さんと羽生結弦さんのコラボされたミュージックビデオ"Bow and ARROW"に向けた対談に心震え、米津玄師さんの言葉に、イノベーターの人の姿を教えて頂きました
曰く
"すげー可哀想って言われるんだけど、自分にとってはそれが非常に自然なことであって"
"すごく何かを犠牲にしながら生きてるように見えてるんだろうなって思うし"
"でも、自分にとっては、犠牲にするしない以前に、それが1番心地いいって言うことだったりするし"
ここから私は思いました
1、価値観の相対性
→プロタゴラス「人間は万物の尺度である」
2、フローと犠牲
→チクセントミハイ
3、自己理解と他者理解
→パッションからイノベーター3つのフレームへ
最高すぎるミュージックビデオと、さらにこのお二人が対談されること自体、奇跡のコラボだなと思ったのですが、その内容にさらに感動しました
一つは、哲学でいうところの、価値観の相対性、をきちんと持たれているんだなあと言うことです。古くはプロタゴラスさんが言われたという「人間は万物の尺度である括弧という言葉からも
自分自身の尺度と他の人尺度は全く違うということを、腹の底から理解することかなと思いました。私の場合は、他の人と自分が違ってたりすると、ついつい、ヤバいかも、なんて汗したりするわけですが
そこを他の人と自分は違ってて当然であり、なんて言われようと自分は自然だからいいのである、といい切れるのは、価値観の相対性を理解されてるんだろうなあと思いました
また、犠牲にしながら生きてるように見えてる、というのは、ある意味、お二人とも、チクセントミハイさんの言われるところの、フローに入ってるからなのかもしれないなと思いました
挑戦軸と技能軸の二つの軸が高まることによって、集中と没入が最高レベルに高まるフローになるので、寝食も忘れてそれをやり続けてしまうと
本人はそれがとてつもなくに気持ちのいい状態なのだけれども、周りから見ると、たくさんのものを犠牲にしてるように見えてしまう、そんな犠牲と心地よさのパラドックスのようなことが起きてることを理解してるのかなと思いました
そして、そのような自分自身と他の人たちが違うということを、きちんと理解していることが、最も大事だと思いました
自分が気持ち良ければそれでいいという、独りよがりではなく、周りの人たちからは、そう見えてることを理解しながら、自分の道を進める、それが自己理解と他者理解を両方できた上でやれてるのが、真のイノベーターかもしれないと思いました
イノベーター3つのフレームで言うと、自己理解でパッションの源から発した"情熱"に100%取り組んで、そして1人だけではなく米津玄師さんと羽生結弦さんのような"仲間"と共に、自分たちだけではなく他の人たちにも心地よい"大義"を提供できる
そんな人たちがイノベーターなのだなあと、改めて勉強になりました
一言で言うと
他者理解をしながら
自分が心地良いノベーション
または
他者から見ると犠牲だけどそれはフローなので
犠牲とフローのパラドックスノベーション
そんなことを思いました
参考:日本テレビ news zero 2025/3/13 表現者として 米津玄師×羽生結弦が語る幸せ https://www.ntv.co.jp/zero/
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