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劇団四季のバック・トゥ・ザ・フューチャーに感動で最初から号泣しっぱなしで、台本/共同創作者ボブ・ゲイルさんの言葉に、目から鱗の気づきを頂きました。

曰く

"普遍的な真理というものはあります。その一つがこれだと確信しています。

幼少期、私たちは両親が全知全能で、神のような存在であると言じて過ごします。私たちをコントロールするのは彼らであり、私たちの人生におけるあらゆる決断を下すのは彼らである、と。

しかしその後、6~10歳の間のどこかで私たちは気づくのです。彼らもかつては子どもだった、ということに。

私たちの存在におけるあらゆる側面を支配するその強大な生き物も、かつては私たちと同じように、不器用で、慌ただしく、世間知らずだったのです。

学校にも行ったし、いたずらもしたし、間違いを犯すこともありました。むかしむかし、私たちの両親は子ども・だったのです....・

そして思春期を迎え、初めてのデートに行き、ファーストキスをして、そして続きはあなたが埋めてください。

これは宇宙的大発見です。"

ここから私は思いました

1、親のパッションの源に触れる

2、あの頃の自分のパッションの源に触れる

3、そして未来の本当の自分に帰る

1、親のパッションの源に触れる

もうあの音楽が生オーケストラで始まった時点から感動で号泣な私でしたが、ストーリーもキャストの皆さんも、音楽も、舞台装置も、照明も、全てにおいて凄まじいほどの本気の気迫を感じるほど、私がリアルな世代ということを差し引いても、圧倒的に素晴らしい舞台でした

台本/共同創作者ボブ・ゲイルさんの言葉からは、私は自分自身のまさに源である、その大元としての、親のパッションの源に触れるということが、めちゃくちゃ刺さりました

お父さんやお母さんが、若い時に、どんなパッションで生きていたのか?その結果として、自分がいるんだということを、ほんの少しでも知るだけで、自分自身に眠っていた違うパッションの源を気づかせてもらえる、そんな気がしました

それはすごいご先祖さまがいたとかそういうことではなくて、ボブさんが言われる通り、同じように悩んで同じようにダメダメなとこもあって、それでも懸命に生きてることを想像することで、相変わらず繰り返してるなぁ的に、何か心があったかくなる気がしました

2、あの頃の自分のパッションの源に触れる

これは、まさにバック・トウ・ザ・フューチャー・リアルタイム世代だからかもしれないのですが、その頃の自分自身の気持ちも思い出させて頂きました。

あの心踊るイントロ、そしてヒューイルイスアンド・ザニュースのツバキの飛びまくるパワーオブラブ、あの頃のダメダメな自分ながらも、好きな子に告白どころか、声をかけることさえも憚れるくせに、何故かなんでもできる感を持ってた気持ちを思い出しました

イノベーター創発WGのセッションでもやることがあるのですが、自分のパッションの源を探る方法として、今の会社にどうして入ったのか?とか、本当はどんな仕事がしたいとおもだていたのか?とか、その会社に入って本当は何をしたかったのか?みたいなことを思い出してみようセッションもやることがあります

そうすると忙しさにかまけてて忘れていた自分の本当の情熱の源を思い出すこともあって、この舞台を見てても、あの頃の自分も、こんなこと本当はやりたかったんだよなー、みたいに思い出すきっかけにもなって、改めて自分のパッションの源に出会わせてもらったような気がしました

3、そして未来の本当の自分に帰る

そんな体験をしてるうちに、自分の未来に自分がもし帰るとしたら、どんな未来に帰るんだろう、みたいなことまで想像したくなりました

イノベーションの世界では、バックキャスト法というやり方で、自分が今、例えば100歳になったとして、今の自分にどんな手紙を書くだろう、みたいなセッションをやることもあります

もちろん、どんな自分かなんて、全て想像なんですが、少なくとも今の自分にこれだけは言いたい的に、こんなことやっておいたらよかったのに、みたいに思うことがもしあるんだとすれば、それはなんだろう、みたいなことで、意外とやりたくてもやれなかったことが出てくることもあるし

または逆に、今の自分の位置から、まだやり残してることって本当にないんだっけと、自分のパッションの源を改めて見直してみて、本当にやりたいけどやれてないリスト作りみたいなことも、同じようなことかと思います

そういう意味では、バック・トゥ・ザ・フューチャーの本当の意味は、自分が本当にありたい自分の未来に帰る

一言で言えば

バック・トゥ・ザ・ジブン・ノベーション

そんなことを思いました^ ^

参考: 劇団四季とコリン・イングラム社による ミュージカル BACK TO THE FUTURE   JR東日本四季劇場 2025年4月6日開幕 ロングラン公演 https://www.shiki.jp/applause/backtothefuture/