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坂口恭平さん、道草晴子さんが、著されている、"事務"という力を改めて再認識させて頂きました

曰く

"あなたは自分が作ったものが素晴らしいのか、自分に作家としての《才能》があるかどうか、分からないんです。

だからこそ人の意見に引っ張られてしまいます。

人は分からないってことに恐怖を覚え、その恐怖を、取り除きたくなります。

でも仕事の本当の《評価》なんて時間が経たないと分かりません。

人からなんと言われようと、継続していくことが重要です。

《事務》は分からないものを明らかにするのではなく、分からないまま仕事を延々と継続するためにあるのです。"

ここから私は思いました

1、パッションという抽象力

2、パッションを仕組み化する事務力

3、ネガティブケイパビリティを超える事務力

1、パッションという抽象力

私はことあるごとにパッション、パッション言ってるので、パッションを持てば全てが上手くいくのか?とも言われることもあるのですが、そういうということでもないということも、よく分かった上で、それでも最初に自らのパッションを知ることは大切だと思ってます

それは課題的なことでなくともよくって、漠然と誰かの役に立ちたい(利他パッション)、AIを使いこなせるようになりたい(成長パッション)など、そのほかに、大好きパッション、個性派パッションなどもあるのですが、今の自分のそれがなんなのかを知っておくことから始めようと、おはなししてます

2、パッションを仕組み化する事務力

それでも上手くいかないことばかりなので、パッション炸裂しててもダメじゃないかということもあるのですが、そこに必要なのが、仕組み化することで、それを上手くこなしていくのが、事務力かもしれないなあと、感じさせて頂きました

パッションは抽象的なものなので、それを実現するためには、具現化していく力が必要なのだと思います。それは、ひとりでやることもあっていいし、場合によっては、それが得意な仲間と共にやるのも一つの方法かと思います。

一時期、風呂敷広げ人(CEO)と風呂敷畳み人(COO)がベンチャーには必要との話がありましたが、まさに畳人こそが、仕組み化し、事務力を高める鍵としての機能だということを改めて教えて頂きました

3、ネガティブケイパビリティを超える事務力

パッションを実現する活動は、失敗の連続でもあるので、まるで見えない光を暗闇の中で探し続けるような作業と言われることもあります

その時に必要なのが、ジョンキーツさんのいう"ネガティブケイパビリティ"として、答えがわからなくても進み続ける力になりますが、これもわかっちゃいるけどなかなか難しい

そこで重要となるのが、ここで言われる事務力なのかなと、思いました。つまり、仕組み化をしていることによって、毎日続けることができるというのが、ここで言われている事務力の最大の力なのかと思いました

私のこのYoutube、podcastに関しても、実は毎日話す仕組み化、つまり事務に落とし込んでいるので、続けられていると思います。

つまり、イノベーションに必要なネガティブケイパビリティを超えるためには、事務力が必須となるということかと思いました

まとめると

まずはある程度抽象的なパッションを認識して、それを具現化するための仕組み化、すなわち事務に落とし込みをする、そうすることによって、一筋の光があるかないかわからない暗闇を走る活動でも、ネガティブケイパビリティを超えることができる

一言で言えば

パッションを実現する事務力ノベーション

そんなことを思いました^ ^

参考:本: 生きのびるための事務 著者   坂口恭平 道草晴子  発行日 2024年5月16日 発行所 株式会社マガジンハウス