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連続起業家であるユリ・レヴィーンさんより、共同創業者のスティーブ・ウォズニアックさんが、お話し頂いてる話に、めちゃくちゃ感動しました

曰く

"起業家なら、プロダクトと会社への強い情熱が必要なことはわかっているだろう。

ユリは、これを「問題に恋をする」と表現する。

お金や自分自身などに恋をするのではない。そして、問題への恋を誰もが経験したことのある個人的な人間関係と結びつける。

問題に恋をすることは、起業家自身のアイデアやプロダクトを大事にすることではなく、エンドユーザーを大事にすることなのだ。

ここに成功のカギがある。私自身、いつもそれを信じてきた。"

ここから私は思いました

1、問題に恋をする

2、お客様に恋をする

3、情熱の源が回り始める

1、問題に恋をする

イノベーションには、「情熱」が必要だ、とは、私もいつも言っているお話しなのですが、その「情熱」っていったいなんなの?ということが、なかなかピンとこないこともあるし、そんな暑苦しいことは好きじゃないんだよなーと、クールに返されてしまうこともあります

しかし、「情熱」ってのは、恋するってことだよ。と言ってもらえると、凄くピンとくる気がしました。恋した時は、相当昔だろうが、今は推し活専門だろうが、誰にでもその気持ちはわかると思います

誰かのことが昼夜問わずに気になって仕方がない、寝てる時でさえ考えてる、寝食を忘れてしまう、熱が出てきてほとんど病気かもしれない、そんなことが、恋ですが

それと同様のなんらかの、その人にとってはものすごく大切な、"問題"のことを、恋しちゃった状態に陥る、これこそが、その人に、イノベーターとしての「情熱」が宿った瞬間だと、物凄く分かりやすく伝わるなあと感動致しました

2、お客様に恋をする

そして実は、それが自分毎ならば、自分だけが我慢すれば良い"問題"ならば、すぐに忘れてしまうのですが

それが実はいろんな人が困ってる"問題''かもしれない、今ここで自分が声をあげなければ葬り去ってしまわれるようなことなのだとしたら

それを解決してあげることは、自分だけじゃなく、その周りの人たちのためにもなる、「大義」に結びつくものなのではないか?そう思ったときから、その人たちのためにもなんとかしたいという、その人たち=お客様にも、恋をすることになるのだと思います

また、サラリーマンや、コンサルタントならば、大切なお客様が元々おられて、その人たちのことがとっても好きで、その人たちのためならば、なんでもしてあげたい、その人たちが困ってるなら、なんとか助けてあげたい、そんな気持ちが炸裂した時に、お客様に恋をしてる、それももはや盲目の状態まで行けた時に、イノベーションプロジェクトが起きる種になる、そんなことも思いました

3、情熱の源が回り始める

実は、私がいつも言っている、情熱のポートフォリオも、1番わかりやすい事例として、恋愛のことを言っていました

縦軸にポジティブネガティヴ、横軸にオープンクローズをとると、左上から右回りに、大好き→利他→個性→成長と象限があるのですが、人を好きになる時には

まず、大好きになって、その人のために何かしてあげたくなって、でもライバルとの差をつけたくなって、さらに、もっと自分が成長しなきゃ、と頑張る、そしてますます好きになっていく、このサイクルがぐるぐる回るのが、情熱の源の典型例という話をしていました

つまり、情熱と恋は、ほとんど一緒なものなので、イノベーションにおける、情熱を理解するためには、自分の恋を思い出せばいい

そしてイノベーションのパッションの根っこにあるのは、自分や誰かを助けたい、ペインを解消したい、ということにあるので、そのペインそのもの、問題を朝から晩まで考えてる状態

つまり、問題に恋をしている、それこそが、パッションに火が灯った瞬間なのかなと、思いました

一言で言うと

”問題に恋する”ノベーション

そんなことを話しています^ ^

参考:本: Love the Problem 問題に恋をしよう(電子書籍版) Ver1 2024年3月20日発行 著 者 ユリ・レヴィーン 訳者 樋田まほ  発行所  株式会社日本実業出版社