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Description

40周年を迎える名作ミュージカルのアニーに、めちゃくちゃ感動して、学ぶべきところが沢山ありました

以下のようなストーリーから始まります

"舞台は1933年のニューヨーク。世界大恐慌直後の街は、仕事も住む家もない人であふれていました。誰もが希望を失っているなか、11歳の女の子アニーだけは元気いっぱい。11年前、孤児院の前に置き去りにされたというのに、いつか両親が迎えに来ると信じて、逆境にひるむことなく前向きに生きています。"

ここから私は思いました

1、希望の力

2、選択する力

3、子供の力

1、希望の力

何よりも、子供たちが歌、踊り、そして演技と、素晴らしい活躍を至る所で知りするので、素直でまっすぐな歌声や、一生懸命な姿に、それだけで涙が溢れました

このミュージカルに貫かれているのは、アニーが大変な境遇におかれながらも、それを楽しもうとしている姿にあって、それは、ありふれた言葉になってしまいますが、"希望"と言うことを、最後まで諦めずに行動したことかと思いました

「希望とは、現実的でないことを信じることではなく、未来を形づくる行為そのものである」とは、エルンスト・ブロッホが『希望の原理』で言ってることですが

イノベーターは、未来への行動に移せるかどうか、そこに鍵があるそんなことを教えて頂きました

2、選択する力

◯◯ガチャみたいなことが言われたこともありましたが、誰もがおかれた境遇をよろしくなく思うことがあると思いますが、アニーはそんな境遇や状況をむしろ楽しもうとする、そんなマインドセットが眩しいです

ニーチェの解釈論のように、最後の選択は、実は自分に委ねられている、真実はなくて、実は解釈しかないのだ、ということを、思い出させてくれます

「人間の最大の自由は、自分に与えられた条件の中で、自分の態度を選ぶ自由である」とヴィクトール・フランクルが『夜と霧』で言われています

現実の中で自分には自由がある、最後の最後で選択できるか、簡単ではないですが、そんなことを思わせて頂きました

3、子供の力

このミュージカルには、たくさんの子どもが出てきますが、そのまっすぐな歌声と、懸命な演技、それ自体に涙が出てきました。

実は観に行った日は、一つのチームの東京の千穐楽だったので、カーテンコールの後にご挨拶があったのですが、キーマンとなる大人の1人の藤本隆宏さんが、「子供たちが本当に一生懸命頑張った」と言われたところから、舞台上と子供達も、会場もみんな大号泣になるということになってました

もちろん大人の皆さんも素晴らしかったのですが、やはりこのミュージカルは、子供たちが全身全霊をかけて演じでいる姿が、本当に尊いものとしてあるなあと思いました

以前、幼稚園の加用先生の、光る泥団子、「子供の熱中は人生初の情熱の源ノベーション(1138回)」のお話をさせて頂きましたが、子供は今ここ、に生きているので、何のためになるとかではなく、とにかく今ここに全力で取り組んだ経験が、とても宝になる、と言うお話を思い出しました

だからこそ、子供たちの演技は、光り輝いて、尊く感じたのかなあと、まるでチクセントミハイさんのフロー状態がずっと続いているような、そんな気にさせて頂いた、子供の力は、大人が忘れてることを思い出させてくれる、ある意味、リバースメンタリングな、そんな気持ちになりました

ということで、

実は子供の頃には誰もが持っていた力である、希望の力や、選択の力、そして今ココの力の、大切さを思い出せて頂きました

一言で言うと

子供の力を信じるノベーション

そんなことを思いました^^

参考:丸美屋食品ミュージカル アニー Annie 2025 4.19(土)〜5.7(水) 新国立劇場 中劇場 制作:日本テレビ  脚本=トーマス・ミーハン 作曲=チャールズ・ストラウス 作詞=マーティン・チャーニン 翻訳=平田綾子 演出=山田和也 音楽監督=小澤時史 https://www.ntv.co.jp/annie/

動画で見たい方はこちら

https://youtu.be/OBfmTqBSMFE