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2年2ヶ月森の中で自給自足のミニマリズム生活をした米国のヘンリー・D・ソローさんから、人生に必要な考え方を教えて頂きました

曰く

"「己の内に目を向けなさい、そうすれば まだ誰にも知られぬ千もの領域が 見つかるだろう。そこを旅し、 自分の宇宙の成り立ちを知り尽くしなさい」'

"己の中にある新大陸を、新大陸を求めるコロンブスとなり、商いのためではなく思考のために新たなる航路を開くのだ。"

ここから私は思いました

1、自己決定理論

2、自らの宇宙に問いを立てる

3、思考のための新たな航路

16歳でハーバード大に入り、思想家のラルフ・エマソンの編集助手などをされてから、コンコードのウォールデン池畔に、自ら小屋を建て、1845年7月から2年2ヶ月、自給自足の生活をされたソローさんに、非常に深い考え方と生き方を教えて頂き、感動しました

1、自己決定理論

ソローさんが、森に入られた理由の一つに、「他者に支配されない自己決定性」の追求があったのかもなあと思いました。

それは、デシ&ライアンさんの言われる、人が持続的・創造的に行動するには「自律性」が不可欠であるということに、とてもシナジーがあるなあと思います。

己の内面の宇宙を見つけるということは、深く自らの内面に目を向けることで、それは、私がいつも言っている、パッションの源に目を向けることに他ならないと思います。

手がかりとして、大好き、利他、個性、成長と言っていますが、ソローさんは1000もの自らのパッションの源がまだまだ発見できてないものがあるはずだと、言っているようにも聞こえました

2、自らの宇宙に問いを立てる

己の中の宇宙の新大陸を見つける営みは、自分にしかできないことなので、人から何を言われようが、自らが問いを立てることをしないと、何も見つけることができないなと思いました

それは、自らの心の中に問うと同時に、それまでの人生における自らの経験や体験を洗い出して、そのジャーニーの中から忘れ去られた問いがあるのではないか?それと今の自分を掛け合わせることによって、新大陸が見つかるのかもしれない、そんなことを思いました

3、思考のための新たな航路

そして自らの宇宙を旅するコロンブスの新たな航路は、決して商業的なものなどではなく、自らの心が純粋に気になるもの、パッションが疼き、ワクワクが止まらなくなるもの、であるべきだと思いました

これが、外発的動機に支配されることになると、途端に自分の中の右中が真っ暗で見えないものになるのではないか

そのためにも、外界からの様々な刺激を遮断して、自らの思索のみが溢れる環境にすることで、それが見えてくるのかもしれないなと

だからこそ、ミニマリズムを目指されたのか、または、ミニマリズムを体感したからそう思われたのか、わかりませんが

創造性には、余計なものを削いで削いで出来上がる、ミニマリズムな思考の中から生まれるのかもしれない、そんなことを思いました

一言で言えば

ミニマリズム・ノベーション

そんな話をしています^ ^

参考:本: ウォールデン 森の生活 ヘンリー・D・ソロー 田内志文=訳 角川文庫 令和6年6月13日 発行 株式会社KADOKAWA

動画で観たい方はこちら

https://youtu.be/3SGBpv0Kj10